アイコン まだあったプラズマテレビ パナ社完全撤退 主導した社長達へは高額退職金

経営の立て直しを進めている「パナソニック」は、国内の大手電機メーカーで唯一手がけているプラズマテレビ事業について、採算が悪化しているため今年度末をめどに生産を停止し、事業から撤退する方針を固めた。
パナソニックは2期連続で7500億円を超える最終赤字を計上していて、経営悪化の要因となっているテレビ事業の立て直しが急務となっている。
このうち特に採算が悪化しているプラズマテレビ事業について、パナソニックは今年度末をめどに生産を停止し、事業から撤退する方針を固めた。
当初パナソニックは、プラズマテレビは、液晶テレビよりも大画面の画質が鮮明だとして薄型テレビの本命に位置づけ、兵庫県尼崎市に3つの工場を建設するなど巨額の投資を行ってきた。

しかし、薄型テレビの市場では、技術開発が進んで生産コストが安くなった液晶テレビのシェアが拡大、パナソニックとしてはプラズマテレビ事業の継続は難しいと判断した。
パナソニックは、生産拠点の尼崎市の工場も売却を検討していて、国内でプラズマテレビを生産する電機メーカーは無くなることになる。
プラズマテレビにしがみついたツケが今日の落陽を招いている。その結果、大量の失業者を生じせしめている。
一方で、プラズマテレビを主導し、今般(2013年6月)退任した社長歴任者ら取締役4人に対して退職慰労金総額は18億5500万円也。あの世の幸之助さんも開いた口が塞がらないだろう。

パナソニックの連結業績推移/百万円
13年3月期
7,303,045
160,936
-398,386
-754,250
12年3月期
7,842,216
43,725
-812,844
-772,172
11年3月期
8,692,672
305,254
178,807
74,017
10年3月期
7,417,980
190,453
-29,315
-103,465
09年3月期
7,765,507
72,873
-382,634
-378,961
 
 
 
[ 2013年10月 9日 ]
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