アイコン SB&ガンホー/「Clash of Clans」のスーパーセルを1500億円で買収 捨銭覚悟か宝の山か?

ソフトバンクが約 12.24億米ドル(出資比率80%)ガンホーが間接的に約3.06億米ドル(出資比率20%)を出資し、共同で本取引における買収主体となるSPC(以 下「買収SPC」)をフィンランドに設立。当SPCが、スーパーセルの既存株主から51%の議決権付株式を総額15.3億米ドル(約1500億円 /98.4円)で取得する。
スーパーセルは、フィンランドを拠点にモバイル端末向けのゲーム事業を展開。ゲームアプリ「Clash of Clans」及び「Hay Day」を提供し、同2タイトルは、「App Store」のトップセールスランキングにおいて、それぞれ137ヶ国と96ヶ国で1位を獲得した実績がある。また、同社は2013年2月~8月の7ヶ月 間、「App Store」の「ゲーム」カテゴリにおける売上で世界1位となっている。

本取引後は、ガンホー及びソフトバンクとの戦略的パートナーシップの下、「the first truly global game company」という目標に向かって成長を加速させていく。

スーパーセル業績推移 /単位:千ユーロ (1ユーロ:132.8円)
連結
売上高
営業利益
純利益
純資産
総資産
2010 年 12 月期
0
-315
-315
700
797
2011 年 12 月期
151
-1,849
-1,799
7,113
7,895
2012 年 12 月期
78,358
39,210
29,963
37,104
51,441
 
ソフトバンクは、2013年7月に、米国のスプリント・ネクステル・コーポレーション(現スプリント・コミュニケーションズ・インク)の買収を完了し、事業基盤を日本から米国へと拡大させた。ガンホーとスーパーセルをコンテンツ分野の牽引役として、「モバイルインターネット世界No.1」に向かって邁進している。
ガンホーは、2002年よりオンラインゲーム事業を展開し、開発・継続的な運営に関する確かな実績・豊かなノウハウを蓄積してきた。現在ではスマートフォン向け「パズル&ドラゴンズ」が日本国内で1,900万ダウンロードを突破し、北米・韓国でも100万ダウンロードを達成し、事業領域の拡大に注力している。
本取引により、世界100ヶ国以上に向け事業展開を行うスーパーセルの強力な海外マーケティング力と同社の「AppStore」の「ゲーム」カテゴリにおける同社のポジショニングを生かし、ガンホーグループの世界展開をさらに強化するとしている。
以上
 
フィンランドのグリーのようであるが、この世界、移り気な客を対象としており、いつまでわが世の春が続くのか皆目検討つかない業界である。同社株の51%に対して1,500億円が高いか安いか不明であるが、今の1,000億円はSBにとってはした金なのだろう。
 
Clash of Clans
全米で大ヒット中
[ 2013年10月16日 ]
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