アイコン 東レ/低コストの炭素繊維メーカー米ゾルテック社を買収 575億円

東レは27日、米炭素繊維メーカーのゾルテックを、5億8400万ドルで買収すると発表した。
東レは航空機向けなど高機能の炭素繊維を主力としてきたが、低コストの製品を得意とするゾルテックを取り込み、供給先を広げる。
炭素繊維は強度が高くて軽いのが特徴で、東レによると、年率15%以上の成長が期待されている。
しかし、東レが手掛けるレギューラートウという高機能品は、価格が高いのがネックとなっており、高品質が求められる航空機や天然ガス圧力容器などに用途が限られている。

一方、ゾルテックが主力とするのはラージトウと呼ばれる低価格品は、より汎用性が高く、需要が拡大している風力発電関連向けに採用されているほか、自動車にも用途が広がることが期待されている。
ゾルテック社は、1975年にセントルイスに設立された炭素繊維メーカー。2012年9月期の売上高は1億8633万ドル。
東レはゾルテックの全株式を1株あたり16.75ドルで取得する。
売上高の3.1倍の高価格で買収している。それほど低コスト炭素繊維の価値があるのだろう。
トヨタのスポーツ車のハンドルはすでに炭素繊維の分がある。


 

[ 2013年9月27日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索