アイコン 神宮外苑に宇宙基地はいらない 一度決めたら梃子でも動かない役人たち

神宮外苑にそぐわない宇宙基地の新国立競技場、一度決めたからには、予算なんか天上から舞い降りてくるものと遮二無二に進める輩ばかりの官僚天国日本。
オリンピックの前に財政破綻するのではと心配される国家財政。日本国中の国の資産を中国企業にでも売却すれば、少しは軽くなると思われるが、増え続ける一方の国家債務。
国が債務を減らすには、すでに、消費税を15%以上にしなければ減らないといわれている。それでも1%金利が高くなれば、15%の消費税でも間に合わない。
国は金額が高いと難色を示していた宇宙基地について、周辺やアクセスなどの整備を東京都が負担、建物については国が負担することで11月7日、猪瀬と下村五輪担当大臣との間で合意に達したという。絵に描いたような双方の顔を立てる日本ならではの決定の仕方である。

新国立競技場の建築予算は、口ばかりは金のかからないオリンピックを目指すとして1,200億円、予算などまったく考慮しないデザインコンペで選定された宇宙基地の建築予算は、概算見積りで3,000億円と見られている。
それも明治神宮外苑に位置する場所に、宇宙基地が建設されるに至る。百歩譲ってもお台場あたりの海辺に建設してもらいたいものだが・・・。

設計スケジュール: ~2013年 9月:フレームワーク設計、
2013年10月~2014年 3月:基本設計、2014年 4月~ :実施設計(予定)
建築工事予定:2014年 7月~2015年10月:現国立競技場の解体
2015年10月~2019年 3月:新国立競技場の建設

建設費用はtotoの売上代金も充当するという、これまでtotoの分け前を授かってきた団体や施設等はどうなるのであろうか。
借金も財産とばかりに毛頭から国家債務を自助力で減らすことなど、この国の政権担当者は考えていないようだ。
アメリカのように国債発行枠でも設定しない限り、時の政権は国民に受けの良い政策を執行し続け、100%努力しない政権が続く。議員定数問題など、今やどこ吹く風である。
日本は目先、景気が少々良くなろうと、非正規雇用者の限りなき増加と少子化により、いずれ財政は破綻することなる。1500兆円が限度とされているが、1000兆円超となった最近の膨張度合いは早くなっており、何とかオリンピック景気で税収も増え、7年後のオリンピックを持ちこたえたとしても、オリンピック後の不況により世界景気しだいでは自滅の道を歩むことになる。

新国立競技場デザイン
カブトガニをイメージしたものと見られる新国立競技場デザイン。
 

[ 2013年11月 8日 ]
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