取り得がなくなったソニー/第3四半期 今期1100億円の赤字へ 一人だけ取り残され
4K-TVはアメリカで好調に推移させていたが、サムスンの販売が遅れを取ったためであり、サムスンが販売開始し即ソニーのシェアーは大きく減じた。ソニーのブランド力は既に失しており、取捨選択を明確にし、活路を見出すしかない。豊富なソフト部門を持っているソニーにとって、ハードにこだわる必要もない時代に突入しているといえる。新たにCMOS工場を設けると報道されているが、韓国勢に押され苦しむ台湾勢に外注したほうがよほどリスクも少なくよいのではなかろうか。
ハードは研究開発部門を残し全部外注すればブランドも製品も残せる。また経営資源を研究開発と販売に注ぎ込める。
ゲーム機にしても、本拠地の日本をバカにした販売手法は、若者からソニーブランドを遠ざける結果をもたらす。少なくとも東京で50万台でも限定販売すべきだったろう。
<第3四半期単期の前期比較>
10~12月
|
前第3四半期
|
今第3四半期
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||
/億円
|
売上高
|
営業利益
|
売上高
|
営業利益
|
映像・カメラ等
|
1,981
|
121
|
1,869
|
-29
|
TV・レコーダー
|
3,238
|
80
|
4,040
|
64
|
ゲーム
|
2,865
|
46
|
4,418
|
180
|
モバイル
|
3,188
|
-213
|
4,615
|
-126
|
デバイス
|
2,173
|
97
|
2,160
|
-238
|
映画
|
2,089
|
253
|
2,237
|
243
|
音楽
|
1,264
|
164
|
1,447
|
217
|
金融
|
2,646
|
342
|
2,842
|
478
|
合計
|
19,444
|
890
|
23,628
|
789
|
<第3四半期累計業績>
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
経常利益
|
当期利益
|
13年3月第3四半期
|
5,067,822
|
82,955
|
58,493
|
-50,874
|
14年3月第3四半期
|
5,901,017
|
141,453
|
141,986
|
11,172
|
14/Q3/13/Q3比
|
116.4%
|
170.5%
|
242.7%
|
|
14年3月期予想
|
7,700,000
|
80,000
|
80,000
|
-110,000
|
14期予想/13期比
|
113.2%
|
34.8%
|
32.6%
|
|
13年3月期
|
6,800,851
|
230,100
|
245,681
|
43,034
|
12年3月期
|
6,493,212
|
-67,275
|
-83,186
|
-456,660
|
11年3月期
|
7,181,273
|
199,821
|
205,013
|
-259,585
|
[ 2014年2月 7日 ]
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