アイコン H&M/11月決算 2兆円突破 世界に3132店舗展開

H&Mの2013年11月期の決算は、売上高は1,285億6,200万クローナ(前期比6.4%増/約2兆300百億円/15.79円/スウェーデンクローネ)、純利益171億5,200万クローナ(1.7%増/約2,700億円)となった。

純 利益が微増となったのは、粗利益率の低下と出店投資・ITC投資・新ブランドなどへの投資による。粗利益は増収効果で5.8%増だったが、商品調達コスト が上昇し、粗利益率は▲0.4ポイント低下して、営業利益は221億6,800万クローナ(1.9%増/3,500億円/営業利益率17.14%)は微増 になっている。期末店舗数は3,132店で前期比356店増加。
(店舗増加率は12.82%増、新店舗半分が年間売上高に寄与したとしても6.41%増であり、既存店の売上高は伸びず、現状維持となっていることが判明する)。

 

主要市場別の売上高と店舗数は、
ドイツは311億4,000万クローナ(2.8%増/約4,910億円)で418店、
米国は136億7,500万クローナ(9%増/約2,150億円)で305店、
フランスは106億3,600万クローナ(6.6%増/約1,680億円)で197店、
英国は102億5,600万クローナ(1 .5%減/約1,620億円)で245店。
中国は66億5,500万クローナ(23%増/約1,050億円)で205店、
日本は29億4,500万クローナ(17.6%増/約465億円)で39店。

日本は1店当たりの売上高が円換算(2月14日レート換算15.79円)で12億円弱、クローナベースでは、世界平均は約6.5億円で1.8倍を売り上げている。また、アジア最大市場の中国へは205店を出店しているが、1店舗当たり売上高は日本の半分以下となっている。
 同社は今年度も世界で、年10~15%ペースで出店を拡大する計画で、今期中に375店のオープンを予定している。インドで2月旗艦店を出店したほか、多くは中国と米国への出店、新市場ではメルボルン、マニラなどにも出店するという。
 以上。

同社製品は、ほとんど中国で製造されており、中国では染色薬品の残留濃度などで問題視されたりしている。また、中国の労務費高騰もあり、今後、高い営業利益率(17.14%)は鈍化するものと見られる(ユニクロのFRの営業利益率15.72%)。

[ 2014年2月15日 ]
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