アイコン ヤマダ電機/第3四半期 増収減益 利益率悪化

同社は第3四半期までの業績について、属する家電業界は、夏季の気温上昇や電気料金の値上げ等に伴 い冷蔵庫、エアコン等の省エネ家電が好調に推移し、テレビ画面サイズの大型化や4Kテレビによる単価上昇もあり映像関連商品の反動減に底打ち感が見られた が、慎重な個人消費を背景に、家電市場が大きく回復するまでには至らず、厳しい市場環境が続いた。
商品別では、冷蔵庫、洗濯機、エアコン等の省エ ネ・高機能の白物家電・季節商品が好調かつ堅調に推移した。一方で、テレビやレコーダー等の映像関連商品については、底打ち感が見られ、購入時のインチ アップや4Kテレビ等高付加価値商品の発売に伴い単価の上昇が見られたが、エコポイント制度や地上デジタル放送移行後の反動減により伸び悩みが続いてい る。

マーケットが大きく変化を続ける中、それに対応するため、エリア別、商品別にポイント戦略、粗利率、売上高の最適化・最大化の効果検証を行う過程において、第2四半期までは売上総利益率の低下が一時的に見られたが、第3四半期はその取り組みの成果が表れ、大きく改善した。
一方で、節電による光熱費の削減やポイント関連費用をはじめとした各販売管理費の削減に注力しつつ、ハウス関連事業をはじめとした中長期的なソリューションビジネスに対する費用面を含めた先行投資も同時に行った。
海外事業は、中国国内における地政学的なリスクの発生に加え、サプライチェーンシステムの構築が十分にできなかったことにより、南京店、天津店、北京事業所等の中国における一部事業の撤退を決定した。それに伴い、特別損失に貸倒引当金88億93百万円及び関係会社整理損失引当金24億56百万円計上した。
今後は、遼寧省内のドミナント展開を考え、事業の再構築を目指す。その他、子会社ベスト電器が行っている海外事業に係るサプライチェーンの構築についても併せて推進するとしている。
 いらだつ山田会長の顔が見えるようである。ベスト電器は一回、全員ヤマダ電機とトレードしてみたらいかがだろうか。

連結/百万円
売上高    
営業利益
経常利益
当期利益
13年3月第3四半期
1,231,453
34,701
43,231
29,301
14年3月第3四半期
1,358,302
13,848
26,382
6,362
14/Q3/13/Q3比
110.3%
39.9%
61.0%
21.7%
14年3月期予想
1,889,000
27,400
40,000
8,100
14期予想/13期比
111.0%
80.8%
83.5%
36.5%
13年3月期
1,701,489
33,930
47,906
22,203
12年3月期
1,835,454
88,978
102,225
58,265
11年3月期
2,153,259
122,764
137,847
70,754
 
[ 2014年2月 7日 ]
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