アイコン 防炎カーテン不合格品自主回収指示 川越レース、揚原織物工業などへ

総務省消防庁は12日、医療機関などで使用が義務付けられている燃えづらいカーテンのうち、すでに流通した約800枚に防炎性能がない疑いがあるとして、製造業者など4社に対し製品を自主回収するよう指示した。
防炎カーテンの性能を確認する機関として消防法に基づき登録されている日本防炎協会の防炎品の普及に関する報告書に、流通段階の防炎品に係る同協会の自主調査において、不合格品(出荷時に求められる防炎性能基準を満たしていないもの)が発生しているとの記載があり、自主回収を指示したもの。
着火後も燃え広がらない「防炎カーテン」の使用義務があるのは、火災の被害拡大の可能性が高い高層マンションや地下街、劇場、旅館などで、消防庁は、病院や社会福祉施設に流通している可能性についても「否定できない」として、確認や注意を呼び掛けている。

<自主回収の対象となる防炎カーテンの原反>
事業者名
製品名
メートル
揚原織物工業㈱
ポリエステルベルベット 4件計
1,008
尾張整染㈱
ラマダ
250
川越レース㈱
 
2,119
光洋合繊加工㈱
 
600
 
当案件は、それぞれの案件が性能試験に合格し、試験番号も有している。ところが、防炎性能の確認試験を行った製品に関する詳細な仕様を届け出る仕組みになっていなかったため生じている。そのため、日本防炎協会に対し、防炎加工する素材ごとに、使用する薬液の濃度、浸漬時間等、防炎性能に影響を与える項目を具体的に届け出させるよう性能確認業務の運用改善を指示している。
日本防炎協会が杜撰であったことによるもので、上記4社はいい迷惑であるが、大手の防炎カーテン製造業者は入っていないことから、それなりに大手は製造しているのだろう。

建設現場では、防炎協会の認可番号(試験番号)を確認して取り付けており、その責任は協会にもある。
[ 2014年2月13日 ]
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