アイコン 続、神鋼ボルト 国交省認定外建築用ボルト販売 出荷停止 第3者機関の検査前提

 同社は、国交省大臣認定を受けた建築用ボルトの一部につ き、熱処理工程における焼入れ・焼戻しの温度、鍛造・熱処理・めっきの各工程にかかる外注先業者、シリコン及びマンガンの含有比率等に関して、認定を受け た製造条件(「本件製造条件」)によらずに製造し、販売を行っている事例があることが判明したと発表。 その詳細を次のように発表している。

ボ ルトは、本件製造条件によらずして製造されたものであり 、本件認定に適合しないものだが、同社において行った調査及び試験の結果によれば、 本件認定において定められた、強度や耐力といった建築用ボルトが有すべき機械的性質の基準を満たしており、本件ボルトの安全性に影響を与えるものではな い。
また、本件ボルトの各出荷時に弊社が行っていた出荷前検査においても、上記の機械的性質の基準を満たしていたことが弊社の記録から確認できている。

しかしながら、本件ボルトの安全性に問題がないことを確認しているものの、 本件ボルトが、本件認定を逸脱した製造条件で製造されたことは事実であり、現時点において、製品の出荷を停止し、既に出荷済みのものについてもその使用中止をお願いしている。

後述のとおり、製造及び出荷済みの本件ボルトに関して改めて新たな認定が取得でき次第、出荷を再開し、出荷済みの本件ボルトの使用開始を申し入れる予定。

今後に関しては、国交省及び関係機関と相談の上、製造及び出荷済みの本件ボルトについて、実際に採用されていた製造工程を前提に、それぞれ本件認定を改めて取得するべく申請を行う予定。
かかる申請に必要な試験データ等の各種資料の準備に最大限注力し、本件ボルトの本件認定への不適合状態の可及的速やかな解消を目指す。

本件ボルトの販売先については、関係者に対して個別に連絡をとった上、状況に応じた適切な対応を行うべく協議を申し入れる。
また、販売店を通じて販売した本件ボルトについても、可能な限り納入先の把握に努め、然るべく対応する。
以上

<お問い合わせ先>
神鋼ボルト株式会社 業務部
電話番号 047-328-6521 FAX 047-328-6558
郵便番号 272-0002
千葉県市川市二俣新町17

【国土交通大臣認定製品の製造条件の逸脱ボルト】
大臣認定番号 品目 (評定番号)
神鋼スーパートルコンボルト MBLT-0057
1、 (STCB) ( BCJ 基評-ST0265-01)
MBLT-9008
2、 神鋼トルコンボルト
(認定 38 条からの移行)
MBLT-9030
3、 溶融亜鉛メッキ高力ボルト
(認定 38 条からの移行)
溶融亜鉛・アルミニウム・マグネシウム合金めっき
MBLT-0102
4、 高力六角ボルト・六角ナット・平座金のセット
(BCJ 基評-ST0742-01)
(神鋼SGめっき高力ボルト)
MBLT-0055
5、 神鋼太径ハイテンションボルト
( BCJ 基評-ST0253-01 )
MBLT-9016
6、 神鋼トルコンボルト・FR
(認定 38 条からの移行)
MBLT-9029
7、 溶融亜鉛メッキ高力ボルト(FR)
(認定 38 条からの移行)
MBLT-0087
8、 防錆処理高力六角ボルト
(BCJ 基評-ST0368-01)
風力発電設備支持物用 MBLT-0089
9、 溶融亜鉛めっき高強度ボルト
(SBGW) (BCJ 基評-ST0384-01)

以上。

同社は、安全だ、安全だと自己保身すべく喚いているようでならない。大臣認定において後追い認定など聞いたことがない。

建築物が施工されてしまっている現実に鑑み、また、その強度を第3社検査機関の検査した資料に基づき、国交省の判断はなされるだろう。
同社は自社で検査できようが、すでに信用を失墜しており、第3者検査機関の検査が必須条件だ。その検査を公表すれば、国交省も応じざるを得ないだろう。

 

[ 2014年1月25日 ]
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