アイコン PED=豚流行性下痢 福岡でも発症 全国で3万頭以上死亡

豚の間で広がる伝染病、PED=豚流行性下痢に感染した疑いのある豚が福岡県内で初めて八女市で確認された。
 PED=豚流行性下痢は豚に下痢や食欲不振などの症状が出るウイルス性の伝染病で、人には感染しないが、生まれてまもない豚が感染すると死ぬ確率が非常に高い。
福岡県によると17日、八女市の養豚業者から「豚が下痢をしている」と県に通報があり、立入検査をしたところ51頭の豚に下痢やおう吐の症状がみられ、このうち15頭は死んでいた。
このため福岡県では、下痢やおう吐の症状のある豚の遺伝子検査を行ったところ、PEDに感染した疑いがあると確認されたという。
これを受け、八女市では、市内の5つの養豚業者に消毒用の石灰を配る措置をとった。
八女市によると、石灰を養豚場の周りの土にまくことで殺菌と乾燥の効果があり、車や靴についたウイルスの移動や繁殖を防ぐことができるという。

福岡県内でPEDに感染の疑いがある豚が確認されたのは初めて。
福岡県では県内の養豚場などに対し、
運搬に使う車両のタイヤや運転席を消毒する
豚舎に出入りする際には衣服や靴を替える
など感染防止の対策を徹底するよう呼びかけている。

農水省によるとPEDの感染は全国的に広がりをみせていて17日までに鹿児島県や宮崎県など12の県で少なくとも3万頭以上が、感染が原因で死んだことが確認されているという。
沖縄で最初に見つかり、養豚業者が多い鹿児島・宮崎で大量発症、熊本、大分、佐賀で見つかり、九州では、長崎県だけがまだ発症していないだけとなっている。

[ 2014年3月19日 ]
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