アイコン シャフト炉式の新日鉄住金エンジ/ストーカ型の独フィジア社を買収 ゴミ焼却炉

新日鉄住金エンジニアリングは24日、独ゴミ処理プラント大手のフィジア・バブコック・エンヴァイラメントを買収することで合意したと発表した。買収額は約190億円。
新日鉄住金エンジニアリングはグループで、欧州での環境プラント事業を強化しており、今回の買収での相乗効果により、フィジア社の売上高を中期的に現在の2倍の400億円に引き上げる。

4月下旬をめどに親会社である伊ゼネコン大手のサリーニ・インプレジーロからフィジアの全株を取得し、完全子会社化する。新日鉄住金エンジから共同代表者を派遣する。
フィジア社は、1824年に創業、「ストーカ炉式」ゴミ焼却施設の納入実績は世界で500基以上。一方、新日鉄住金エンジニアリングは、ゴミ処理設備の「シャフト炉式」ガス化溶融炉を営業展開し、受注実績は日本を中心に42件。
新日鉄住金エンジニアリングは、欧州に営業人員を配置していたが、買収で営業展開を加速する。同社の高橋社長は「ガス化溶融炉とストーカ炉という世界レベルの先端技術を確保できる。技術の補完効果も期待できる」と強調している。


 

[ 2014年3月28日 ]
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