アイコン スト発生でままならぬIBMサーバー事業のレノボ売却

中国のパソコンメーカー、レノボ・グループ(聯想集団)は、米IBMの中国・深セン工場で発生している労働者のストライキについて、IBMが解決すべき問題との認識を示した。IBMからの低価格サーバー事業買収は、まだ完了していないと強調した。

レノボ・グループは今年1月、IBMの低価格サーバー事業を23億ドルで買収すると発表。

IBMの深セン工場では、レノボへの異動条件を不満として、3日からストが始まり、今では拡大して1000人以上の労働者がストライキに入っている。
IBMの通知では、従業員は退職か、あるいは残留してレノボの従業員になるか3月5日までに決めるよう、また、6日までに退職を決めた場合は6,000元(約10万円)の手当を支給するとしていた。その内容に、労働者が不満を爆発させている。
(今や中国労働者は世界一強いのだ。当然、2,360億円あまりの売却額に対して、退職金10万円では腹が立つのだろう。)

レノボは10日夜、ウェブサイトに声明を掲載し、ストはIBMの内部問題と強調した。一方、IBM低価格サーバー事業の買収完了後は、レノボに移る従業員の給与や手当は維持するとの方針を示した。
レノボは、「レノボとIBMはそれぞれ独立した会社だ。買収完了までは、レノボとIBMx86サーバー事業の統合は行われない」と発表した。
「円滑な移行を実現するため、レノボに移るIBMx86サーバー事業のすべての従業員について、給与や手当は削減しない」と表明した。
レノボによると、買収完了時には、60ヶ国以上から7500人超のIBM従業員がレノボに移る見通し。
レノボは、IBMの従業員は「貴重な資産」であり、買収を決めた理由の1つとの認識を示している。
以上、ロイター、WSJ等参照

 
 

[ 2014年3月12日 ]
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