日銀短観 景況感DI 予想通りお先真っ暗
4月1日、いよいよ始まった値上げ・増税の大シーズン、そのインパクトについて、計かれる者など誰もいない。
日 銀が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、最近の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業で昨年12月の前回調査から1ポイント上 昇のプラス17、非製造業で4ポイント上昇のプラス24といずれも小幅ながら5四半期連続で改善した。消費税増税前の駆け込み需要を背景とした堅調な個人 消費に支えられた。
ただ大企業製造業の3ヶ月後の先行きはプラス8となり、9ポイントのマイナスを見込んだ。悪化幅は2010年9月以来、3年半ぶりの大きさ。
駆け込み需要の反動減や、増税による景気腰折れを懸念する企業が多かった。
個別では、(3月の前回12月調査比較で「良い」-「悪い」を差し引いた数値)
不動産・建設・建設資材(セメント、コンクリ二次製品、木材・木材加工品)などは、相変わらず好調に推移している。また、小売、鉄鋼、汎用・生産機械類も上昇している。造船は水面下ながら上昇している。
先行きについては、建設業も含め、3月調査時点の現状より大幅に悪化するとしている。
業況判断 DI
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12月
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3月
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差
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4~6月
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差
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大企業
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製造業
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16
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17
|
1
|
8
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-9
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非製造業
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20
|
24
|
4
|
13
|
-11
|
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中堅企業
|
製造業
|
6
|
12
|
6
|
3
|
-9
|
非製造業
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11
|
17
|
6
|
5
|
-12
|
|
中小企業
|
製造業
|
1
|
4
|
3
|
-6
|
-10
|
非製造業
|
4
|
8
|
4
|
-4
|
-12
|
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全産業
|
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8
|
12
|
4
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1
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-11
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[ 2014年4月 1日 ]

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