アイコン JR九州/大株主の政府、青柳俊彦専務社長昇格承認 略歴付

政府は、JR九州の新しい社長に青柳俊彦専務が昇格する人事案を20日の閣議で了解した。
JR九州は、JR北海道や四国と同じように、政府が実質的にすべて株式を保有していて、経営トップの人事案を了解することになっている。
新 社長に就任する青柳氏は60歳。昭和52年に当時の国鉄に入り、JR九州の発足後は技術や運行の部門を長く担当した。平成17年には取締役に就任し、現在 は専務として鉄道事業本部長も務めている。また、新会長にはJR吸収で鶏まで飼っているアイデアマンの唐池恒二現社長が就任する。

JR九州は、唐池社長の下で豪華列車「ななつ星」の導入や事業の多角化を進めてきたが、本業の鉄道事業では年150億円前後の営業赤字を出している。16年度を目標にする東証1部への株式上場に向け、赤字の圧縮と収益力の向上は必須の課題となっている。
JR九州の新しいトップ人事について、太田国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で「とにかく安全への問題意識を持って業務を遂行してもらいたい。いろいろな工夫をして経営基盤の強化に取り組んでいると思うが、安全を踏まえながら経営の自立への努力を進めてもらいたい」と述べた。
新しい経営トップは来月の株主総会と取締役会を経て正式に就任する。
以上。

<青柳俊彦新社長略歴>
 本籍福岡県。1953年8月19日生まれの54歳。東京大学工学部卒。77年4月日本国有鉄道入社。87年4月九州旅客鉄道株式会社総合企画本部経営管理室副長、88年6月同本部システム委員会事務局副長、89年5月同本部システム開発本部副長、91年10月同システム運用課長、92年3月技術・運行本部運輸部担当課長、93年4月同輸送課長、95年4月同部長付担当課長、98年6月同運輸部長、2001年4月鉄道事業本部運輸部長、04年6月鹿児島支社長。05年6月取締役鹿児島支社長を経て、06年5月から取締役鉄道事業本部副本部長兼企画部長兼安全推進部長。08年6月同本部長兼企画部長など歴任。

[ 2014年5月20日 ]
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