アイコン 土佐市の蟹ケ池に過去7千年間に16回巨大津波押し寄せる/高知大学岡村教授ら

高知大の岡村真教授のチームは5月26日、東海、東南海、南海地震 の3連動で起きたとされる宝永地震(1707年)に匹敵する巨大地震が、過去7千間に少なくとも16回起きていたことを示す津波堆積物を高知県土佐市宇佐 町竜(横浪半島付根)の蟹ヶ池で確認したと明らかにしたと報道されている。
平均450年間に1回の割合となる。
 岡村教授らは、西日本各地の太平洋沿岸を中心に各地で調査しており、その結果、大規模津波が繰り返し記録されているのは、高知県須崎市のただす池、土佐市宇佐の蟹ヶ池、大分県佐伯市米水津間越の龍神池などで、その痕跡を発見している。

その調査方法は、過去にいつ、どの程度の津波が襲来したかを、砂層などの堆積物の層の厚さや堆積物に含まれている植物片などを用いて放射性炭素年代測定を行い、その結果から導き出している。
土佐市の蟹ケ池では、各地に南海トラフ付近での巨大地震や津波の発生間隔を研究するため、2006年から地層調査を始め、2013年1月には、過去6千数百年で少なくとも15回の巨大地震による津波痕跡を確認したと発表していた。
 昔から今に至るまで日本は、いくつもの大陸プレートに乗り、そのプレートのせめぎ合いにより揺れ続け、全国各地に巨大津波の痕跡も刻んできている。
1度あることは2度あり3度あり。

岡村真教授の専門分野
地震地質学、海底活断層の研究、地震長期予測の研究
所属学会:日本地質学会、アメリカ地球物理学連合(AGU)、応用地質学会など

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[ 2014年5月27日 ]
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