アイコン MHCの「蘇生イオン○R空気活性器 旅の恋人」優良誤認で景品表示法違反

蘇生イオン○R空気活性器 旅の恋人消費者庁は5月1日、株式会社エム・エイチ・シーに対し、消費者庁及び公正取引委員会の調査の結果を踏まえ、景品表示法第6条の規定に基づき、措置命令を行った。
エム・エイチ・シーが供給する「蘇生イオン○R空気活性器 旅の恋人」と称する商品に係る表示について、景品表示法に違反する行為(表示を裏付ける合理的根拠が示されず、同法第4条第1項第1号(優良誤認)に該当)が認められたと発表した。

<エム・エイチ・シー概要>
所在地 大阪市平野区長吉出戸四丁目5番50号
代表者 代表取締役 田中 誠治
設立年月 平成9年7月
資本金 4925万円(平成26年2月現在)
 
<措置命令の概要>
(1) 対象商品
「蘇生イオン○R空気活性器 旅の恋人」と称する商品
(2) 対象表示
ア 表示の概要
(ア) 表示媒体

a 「噂の商品!通販リサーチ社」と称するテレビショッピング番組
b 日刊新聞紙に掲載した広告
(イ) 表示期間
a 平成25年11月14日から同年12月28日まで
b 平成25年1月25日から同年12月4日まで

(ウ) 表示内容
a  前記(ア)aにおいて、例えば、次のように音声等を放送することにより、あたかも、対象商品を車内や室内等で使用することで、当該空間において、対象商品に内蔵された「活性石」、「イオン活性パウダー」、「ゲルマニウム」と称する物質の相乗効果により、ウイルスが除去され、抗ウイルス・除菌効果が生じる とともに、ニコチンが除去され、消臭されるかのように示す表示をしていた。
○ 「車内やお部屋を快適空間にしてくれる」
○  「挿し込みますと、内蔵された祖母山の活性石、イオン活性パウダー、99.999パーセントの純度に近いゲルマニウムとの相乗効果で快適空間にしてくれるという商品なんですね。」
○ 「実はですね、ウイルスを98.4パーセント以上除去したり、嫌な臭いのニコチン、これも89パーセント以上を除去、という風に、抗ウイルス、除菌、さらには、消臭までしてくれるということなんですね。」
b 前記(ア)bにおいて、例えば、平成25年1月25日に発行された朝日新聞東京本社版に掲載された広告にあっては、次のように記載することにより、あたかも、対象商品を車内や室内等で使用することで、当該空間において、イオンの働きやイオンと「活性石」と称する物質の相乗効果により、インフルエンザウイルス及び黄色ブドウ球菌が除菌され、ニコチン、タール、ホルムアルデヒド及びアンモニアが除去され、脱臭・抗菌効果が生じるかのように示す表示を していた。

○ 「イオンと活性石の相乗効果で こんなにスゴイ実験結果が!」
○ 「インフルエンザウイルス98.4%以上除菌」
○ 「黄色ブドウ球菌99.6%除菌」
○ 「ニコチン89%以上除去」
○ 「タール91%以上除去」
○ 「ホルムアルデヒド39%除去」
○ 「アンモニア36%除去」
○ 「車はもちろん、こんな場所でも使えます!」
○ 「トイレの嫌なニオイを除去。脱臭・抗菌効果で快適な空間に!」

イ 実際
前記アの表示について、当庁は、景品表示法第4条第2項の規定に基づき、エム・エイチ・シーに対
し、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、エム・エイチ・シーから
資料が提出された。しかし、当該資料は当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認めら
れなかった。
 
当該の措置処分は
消費者庁が3月27日行った、二酸化塩素を利用した空間除菌を標ぼうするグッズ(以下「空間除菌グッズ」という。)を販売する事業者17社に対し、景品表示法第6条の規定に基づき措置命令の一連の措置だろう。
 
3月27日分
効力なし認定の空間除菌製品とメーカー
商号
本社所在
対象商品名
(株)アシスト
東京都中央区
「空間除菌ブロッカー CL-M50」
 ERJapan(株)
愛知県小牧市
「ERA空気除菌グッズ
(株)エイビイエス
静岡市葵区
「ハイパー・ブロック」
大木製薬(株)
東京都千代田区
「ウィルオフバリア」及び「ウィルオフポケット」「ウィルオフスタンド」
紀陽除虫菊(株)
和歌山県海南市
「携帯用エアドクター台紙セット(エアドクターポータブル)「空間除菌AirDoctor(ゲルタor(ゲルタイプ)150イプ)150g」
(株)クオレプランニング
東京都板橋区
「ウィルスブロッカーノヴァ」
(株)阪本漢方製薬
大阪市北区
「ウィクリアGEL」
(株)ザッピィ
神戸市北区
「スペースウォッシャー」
 CKKインターナショナル(株)
東京都港区
「ハイパー・バリア」
新光(株)
東京都板橋区
「ES-010 エコムエアマスク」及び「ES-020 エコムエアマスク」
大幸薬品(株)
大阪府吹田市
「クレベリンゲル」及び「クレベリンマイスティック」
(株)中京医薬品
愛知県半田市
「クイックシールドエアーマスク」「クイックシールド置き型」
(株)ティエムシィ
広島県福山市
「ウイルスガード」「ウイルスガード・ゲル」
(株)東京企画販売
東京都小平市
「ウィルキルG」
(株)ヒュー・メックス
広島市西区
「エアースクリーン」及び「ウイルハント」
(株)プライス
高松市
「ウイルバッシュ ホルダー」
 レッドハート(株)
神戸市中央区
「パルエックスG」
 
消費者庁は、医事法違反の疑いのある多くの健康食品にはなかなか手をつけない。
シャープやパナソニックなど大手の高額な空気清浄機でさえ、煙霧大魔神が住んでいる中国の検査当局からは、その効力につき虚偽宣伝として問題視されている。
厳密に調査すればいろいろ埃は出ようが、日本の消費者庁は、最終的な(マインドコントロールされる前の)消費者の立場に立って、大手の通販健食や米系のネットワーク販売の健食・化粧品などの審査を厳密に行ってもらいたいものだ。
[ 2014年5月 2日 ]
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