アイコン 矢野東工大教授が会長のベンチャー㈱エネルギー創成循環がマグネシウム電池開発 販売へ

矢部孝・東京工業大教授が提唱したマグネシウム電池、理論上はリチウム電池の7倍の発電能力があるとされる。マグネシウム資源は海水にあり未曾有。現時点では夢のような電池だ。いよいよ実用化段階に入ってきた。
資源が未曾有で格安なことからエネルギー革命をもたらすことになる。

(株)エネルギー創成循環(佐藤義久社長、神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2-1-411)が10日、名刺よりも一回りほど小さなマグネシウムシートを差し込むと電気が発生する小型電池を開発したと発表した。
シート1枚でスマートフォン約1日分の充電が可能だという。

小型電池は、厚さ5ミリ、縦7センチ、横4センチで重さ約15グラム。
米企業が開発した薄い炭素素材の電極の間に厚さ0.5ミリ、重さ約2グラムのマグネシウムのシートを入れ、隙間を塩水で満たした構造。シートを交換すれば、繰り返し使える。
 
マグネシウム電池は、同社取締役会長の矢部孝・東京工業大教授が提唱。理論上は、現在の主流であるリチウムイオン電池の約7倍の電力を取り出すことができる。
マグネシウムは海水に豊富に含まれ、新たなエネルギー資源として注目される。
 矢部教授は「使い終わったシートは無害な水酸化マグネシウムでそのまま廃棄処分できる」と話す。
9月にも米国で生産を始め、海外で1個1ドル(約百円)程度で販売するという。マグネシウムシートの価格は不明。ただ、国内での販売は未定だという。

 多岐にわたりすぎ、国費を投入する口先だけの新エネルギー・産業技術総合機構にならないで貰いたいが、米国へ生産技術が持っていかれたようだ。悲しい。
 原発推進派がマグネシウム発電の脅威に、 矢部教授らの開発に圧力をかけているのだろうか。
 
自動車用Mg電池について
ガソリンスタンドは、多数に独立して点在、充電式電池は設備投資に多額を要する充電ステーションの設置が求められる。アメリカやアフリカの広大な国では不可能に近い。
  Mg電池は、ガソリンスタンドのように点在する店舗で貯蔵・販売ができるフィルムカートリッジを使用する。

今回商品化に成功したスマホ用Mg電池について
 Mgの価格は1キロ300円、スマホ1日分の Mg電池の Mg使用量は1グラム=1円、30日使用しても30円。(あくまで Mgの価格、製品価格ではないが、1個100円で売り出すというからには、シート材も格安になると思われる。米国でヒットすれば瞬く間に全世界からリチウム電池が、まず10億台に近づいているスマホからなくなることになる)、まさにエネルギー革命だ。

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マグネシウム発電の将来像

[ 2014年6月11日 ]
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