オリックスは、事業再生を手がける官民ファンドのもとで経営の立て直しを進めてきた東証一部で大阪の金型メーカー「アーク」を買収する方針を固めた。
日本の高度な技術が海外に流出することへの懸念が広がるなか、このメーカーが日本企業の支援を得て世界的に事業を拡大できるかが注目されます。

アー クは、最新の３Ｄ技術を用いた自動車や家電製品の試作品づくりに強みを持っているが、急速な事業拡大で財務内容が悪化し、官民ファンドの「地域経済活性化 支援機構」のもとで立て直しを進めてきた。そのためこれまで子会社の整理などを進め、再建にめどが立ったことから、このほど、機構が保有する株式の大半を オリックスが買収する方針を固めた。買収額は１５０億円前後の見通し。