アイコン 大塚家具 大塚久美子社長を更迭 父親の勝久会長が社長兼務

大塚家具は23日の取締役会で、大塚久美子社長を同日付で解任し、創業者である大塚勝久会長が社長を兼務する人事を決めた。久美子氏は勝久会長の長女で、代表権のない取締役となった。
 同社は、今回の人事について「会長が社長を兼務することで意思決定を迅速化し、(業績)回復のスピードを速める」(財務部)狙いがあると説明している。

住宅着工件数が消費税増税もあり伸張しているが、同社の売上高の伸びは限られていた。
大塚久美子社長は平成21年3月に社長に就任、それ以前は同社に入ったり出たりして、経営コンサルタント業から再度入社していた。お嬢様・お坊ちゃまを社長にするならば、第一線で修行を積まさせないと、利益を稼ぎ出す第一線の部隊が、笛吹けど踊らず状態となる。日本人は特にそうした傾向が強い。業績が振るわなければ、現場の責任にし、さらに第一線の部隊が萎縮し、反発し、業績悪化の悪循環に陥る。
そうしたところを、会長が見て取ったのだろうか。同社には、大塚久美子社長の1つ違いの弟の大塚勝之常務(H44年7月生)が、営業本部長を兼ね就任している。彼もまた、若くして肩書きを持たされていた。大手企業のオーナー社長は、常にカリスマ性を持ち、社員を動かす力を持っている。娘や息子にはそれはない。自ら創り出すしかない。

連結/百万円
H21/12
H22/12
H23/12
H24/12
H25/12
売上高
57,925
56,912
54,366
54,520
56,230
経常利益
-1,337
38
1,304
1,317
1,004
当期純利益
-1,490
-255
203
640
856
資本金
1,080
1,080
1,080
1,080
1,080
純資産額
34,655
34,019
32,666
32,799
36,250
総資産額
43,707
42,714
41,751
41,725
47,657
自己資本率・%
79.3
79.6
78.2
78.6
76.1
従業員数・名
1,747
1,678
1,673
1,673
1,749
 
[ 2014年7月24日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索