アイコン 家電量販店各社の7月の販売動向 (ヨドバシ除く)

<ヤマダ電機>
ヤマダ電機の7月の月次IR情報によると、グループ全店POSベース売上高は前年同月比▲9.3%減だった。梅雨明け後に気温が上昇し季節品に動きが見ら れたが、台風8号による暴風雨の影響に加え、昨年と比較して梅雨明けが2週間程度遅れたことも重なり、全体としては伸び悩んだ。
テレビ、洗濯機が比較的堅調に推移した。
3月末までの消費増税に伴う需要増の反動減の影響が、4月以降も引き続き見られる状況となっている。売場面積合計は、7月の開店は4,919㎡、閉店はなく、累計で269万4,503㎡となった。

<ビックカメラ>
ビックカメラの7月の売上高は、ビックカメラ単体では1.7%増、グループでは▲7.0%減となった。
単体では、
音響映像商品は6.1%増で、テレビ、レコーダーが好調、デジタルカメラはやや低調だった。
家庭電化商品は▲1.4%減、梅雨明けが遅れてエアコンが低調だったが、その他は堅調。
情報通信機器商品は▲0.8%減、パソコン本体、パソコン周辺機器が堅調だったが、スマホは低調だった。その他の商品は5%増、時計、玩具が好調、酒類も堅調だったが、ゲームはやや低調。

<ビックカメラ系コジマ>
コジマの7月の全店売上高は前年同月比▲18.0%の大幅減となった。
商品別では、テレビ(▲9.7%減)、ブルーレイ・DVD(▲16.2%減)、エアコン(▲28.0%減)、パソコン(▲5.8%減)、携帯電話(▲29.6%減)、洗濯機(▲12.5%減)、冷蔵庫(▲20.1%減)だった。
7月は退店が1店舗、月末の店舗数は152店舗。
(7月、百貨店売上高も、地方都市は、大都市に比較して大きく、まだ回復の兆しが見えない。地方都市に多く出店している同社のおちこみとなっている)

<エディオン>
エディオンの7月の全店売上高は前年同月比▲4.58%減だった。
前年に比べて梅雨明けが遅く、中旬にかけてエアコンや冷蔵庫が伸び悩んだため前年を下回った。
梅雨明け以降は、前年を上回って推移した。

<ケーズ>
ケーズホールディングスの7月の売上高(ケーズHD、子会社、フランチャイズ)は、前年同月比▲1.9%減となった。
商品別売上高では、音響製品が▲12.5%減、テレビが6.6%増、ブルーレイ・DVDが5.0%増、パソコン・情報機器が2.5%増、冷蔵庫が▲4.4%減、洗濯機は5.2%増、クリーナーは36.4%増、調理家電は3.5%増、理美容・健康器具は11.7%増、エアコンは▲5.1%減となった。
7店舗を出店、退店は1店、月末店舗総数は435店舗となった。

以上、ヨドバシカメラは非上場で、月次発表などはなされていない。
7月の天候は、太平洋高気圧の勢力が弱く、大陸性高気圧との狭間にある日本列島は、梅雨前線は一時的に消えたものの、再度現れ横たわり、大雨が降り、日照不足の天気が続いている。8月、台風が2発も来襲しても前線は横たわったままである。もうすでに盆も過ぎ、商売では、夏物は売れず、それも完全に終わり、秋・冬物に移行している。天気悪は消費税増税の影響が続く中、消費を予想以上に押し下げている。
 
 

[ 2014年8月20日 ]
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