アイコン 伊予銀行/元常務 不正資金借り入れ  事案概要・名前あり

伊予銀行は7日、元常務が取引先から不正に資金を預かり、多額の借り入れもしていたと 発表した。銀行の印を無断で使用し、所属していない営業店名で預かり証も作成していた。預かり金と借り入れの合計は1億3,000万円。元常務は多額の借 り入れ事実の発覚後に死亡している。

伊予銀行の公表文  
平成26年11月7日
不祥事案発生のお詫び
 この度、平成26年9月に退任しました当行の元役員が、取締役就任前よりお取引先から個人的に金銭をお預りならびに借入していたという不祥事案が下記のとおり発生いたしました。
 このような不祥事を発生させ、関係するお取引先ならびに地域の皆さまに多大のご迷惑やご心配をおかけすることとなり、誠に申し訳なく、心からお詫び申し上げます。
 地域やお客さまからの信用・信頼は、銀行存立の本でありますが、その信用・信頼を大きく損うこととなり、残念でなりません。
 この度の不祥事を厳粛に受け止め、役職員一同深く反省するとともに、今後このような不祥事を起こさないよう、内部管理態勢の強化に向け、全力を尽くす覚悟でございます。
 改めて、関係するお取引先ならびに地域の皆さまに心からお詫び申し上げますとともに、役職員全員が信頼回復に向けて全力を尽くしてまいります。
 なお、本事案につきましては、まだ、解明が不十分な点もございますが、行内で可能な調査を尽くしてまいりましたので、現段階で判明している内容について公表させていただくこととしました。公表によりまして、さらに広く調査を進め、新たに重大な事象が判明いたしましたら、改めて公表いたします。


事案概要(現時点で判明している内容)

(1)事故者
髙岡 弘之(59歳、男性、元常務取締役)
・昭和52年4月 伊予銀行入行
・平成9年7月 人事部課長 → 平成12年2月 東京支店副支店長 →
平成15年2月 川之江支店長 → 平成17年6月 広島支店長 →
平成20年8月 人事部長 → 平成21年6月 取締役人事部長 →
平成成22年6月 取締役本店営業部長 → 平成24年6月 常務取締役
・平成26年9月 死去により取締役退任
(2)内容
取締役就任以前にお取引先から個人的に金銭をお預りならびに借入していた事案
①お取引先からの預り金事案
・平成11年4月に30百万円預り、残額13百万円 ・銀行の印を無断で使用し、所属していない営業店名での「預り証」を作成していることから、「有印私文書偽造および同行使」に該当し、また、お取引先から金銭をお預りした行為が詐欺または業務上横領に該当する疑い
② お取引先から金銭を借入した事案
・平成19年3月に35百万円借入、平成20年7月に65百万円借入し、残債100百万円
・お取引先から多額の金銭を借入しており、重大な就業規則違反に該当
(3)金額累計
130百万円
(4)関係先数
個人のお取引先2先
(5)発覚日
①預り金事案:平成26年9月19日(金)
②借入事案:平成26年9月2日(火)
(6)発覚の経緯
お取引先からのお申し出により発覚
(7)返還および弁済
①預り金事案:既に残額の13百万円をお取引先に返還しております。
②借入事案:事実関係に基づいて誠実に対応いたします。
 
[ 2014年11月 7日 ]
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