アイコン ユニチカと内外テクノスの防火スクリーンが虚偽申請による認定だった

国交省は16日、ユニチカ設備技術(株)が製造した防火スクリーンであ る「ユニファイヤーガード」のウォークスルータイプについて、虚偽の申請書を提出して建築基準法に基づく性能評価・大臣認定を受けていたことが判明した 旨、ユニチカ設備技術(株)から国土交通省に報告があったと発表した。

また、(株)内外テクノスにおいても、ユニチカ設備技術 (株)からの技術提供を受け同種の防火スクリーンである「テクノス耐火スクリーン」を製造していたことから、この防火スクリーンについても正しく性能評 価・大臣認定を受けていない旨、(株)内外テクノスから国土交通省に報告があった。

防火スクリーンは、火災による煙を感知した場合等に、自動的に閉鎖し、所要の遮煙性能等を有するものとして、建築基準法第68条の26第1項の規定に基づき、同法施行令第112条第14項第二号等の規定に適合するものとして国土交通大臣の認定を受けた特定防火設備です。

防火スクリーンは、火災による煙を感知した場合等に、自動的に閉鎖し、所要の遮煙性能等を有するものとして、建築基準法第68条の26第1項の規定に基づき、同法施行令第112条第14項第二号等の規定に適合するものとして国土交通大臣の認定を受けた特定防火設備です。

ユニチカ設備技術(株)製「ユニファイヤーガード」(ウォークスルータイプ)
<販売期間>

・平成14年1月~平成26年9月
<製品総数>
・6,424台(1,641現場)
<上記のうち所要の遮煙性能を有していないとの報告があった製品数>
・6,241台(1,616現場)
<認定番号>
CAS-0001、CAS-0010、CAS-0081、CAS-0098、CAS-0170、CAS-0193、CAS-0207、CAS-0284、CAS-0288、CAS-0406、CAS-0582、CAS-0586、CAS-0604、CAS-0611、CAS-0636、CAS-0639、CAS-0644、CAS-0871

(株)内外テクノス製「テクノス耐火スクリーン」
<販売期間>

・平成16年6月~平成26年10月
<製品総数>
・951台(187現場)
<上記のうち所要の遮煙性能を有していないとの報告があった製品数>
・510台(127現場)
<認定番号>
CAS-0082、CAS-0099、CAS-0171、CAS-0194、CAS-0208、CAS-0285、CAS-0289、CAS-0612、CAS-0613、CAS-0637、CAS-0646

国土交通省の対応
大臣認定の取消し
上記に記載した認定を受けた防火スクリーン(ユニチカ設備技術(株):18件、(株)内外テクノス:11件、合計:29件)については、ユニチカ設備技術(株)及び (株)内外テクノスより、所要の遮煙性能を有していない旨報告があったため、当該認定を本日付けで取り消す。

各企業への対応
12月16日、ユニチカ設備技術(株)及び(株)内外テクノスに対して、次のことを指示した。
当該防火スクリーンが設置された建築物の所有者に、当該防火スクリーンが所要の遮煙性能を有していない旨を早急に通知するとともに、速やかに所要の性能を確保するための改修等を実施し、当該建築物の概要(物件名、所在地等)及び改修等の結果を、国土交通省及び所管の特定行政庁に報告すること。

指定性能評価機関への対応
16日、当該防火スクリーンに係る性能評価書を交付した指定性能評価機関である(一財)日本建築総合試験所に対し、今回報告のあった虚偽申請等の再発防止策を検討し、その結果を国土交通省に報告するよう指示した。

[ 2014年12月16日 ]
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