アイコン ICT先進国「韓国」原発の設計資料をハッキングされたおそれ

ICT先進国を自認する韓国の全原発を運営する会社「韓国水力原子力(韓水原)」は18日、コンピューターがハッキングされ、内部情報が流出したとして捜査機関に届け出た。
聨合ニュースは、原発の設計図が流出した可能性もあるとしている。事実なら原発施設の防護に重大な問題が生じる恐れもある。

韓国南東部の月城、古里両原発の一部施設や周辺住民の健康管理に関わる資料、同社役職員の個人情報が抜き出されたことが確認された。奪われた情報の一部は、ハッカーが15日に開設したブログに一時公開されていたが、現在このブログは閉鎖されているという。

韓国では、年初には、大手クレジット会社のサーバーがウイルスに侵され、計1億400万人分のカード情報が流出するという攻撃も受けていた。

韓国では、年初には、大手クレジット会社のサーバーがウイルスに侵され、計1億400万人分のカード情報が流出するという攻撃も受けていた。

今回は、安全保障にかかわる問題であり、管理体制そのものが問われるものとなった。ただ、原発の設計図でも原子炉等の核心部分は外国製であり、情報漏えいの可能性は低い。

日本の役所は黙して語らず部分が多すぎるが、2012年9月最高裁のHPの表紙が改ざんされ、尖閣島の上に五星紅旗があしらわれていた。当時、多くの省庁や軍需産業の企業がハッキングされた報道がなされていたことから、日本の原発メーカーや原発もハッキングされていた可能性もある。

追、
<原発近隣の甲状腺ガン患者集団訴訟>

韓国では12月17日、稼動中の原発4ヶ所の周辺で暮らし甲状腺ガンにかかった住民とその家族1,336人が、原発を運営する公企業である韓国水力原子力(韓水原)を相手どり損害賠償請求の共同訴訟を提起した。
原告は、各原発を中心に半径10キロ圏内に5年以上住んでいる、あるいは住んでいたことのある甲状腺ガン発病住民301名で、17日日釜山地裁東部支所に損害賠償請求訴状を提出した。
 今回の集団訴訟は、古里原発191人、月城原発46人、蔚珍原発30人、ハンビッ原発34人が原告となっている。また、甲状腺ガンの発病により精神的・経済的被害を受けた原告の家族1,035人も韓水原に慰謝料を請求した。ハンギョレ新聞参照。

[ 2014年12月19日 ]
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