韓国原発技術ネット流出 第3弾ネット掲載 韓国の原発地と名称
ハッカーにより韓国の原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)のサイトから原発の図面や関連機器の系統図などの情報が社外に流出した問題で、新たに原発のマニュアルやシステムの図面などが21日、インターネットで公開された。
ハッカーは12月15日、ブログやツイッターに韓国水力原子力の役員や職員の個人情報を公開、18日には原発の図面などを公開していた。
21日午前1時半ごろ、短文投稿サイト「ツイッター」に「原発反対グループ会長」を名乗る利用者が、韓水原を愚弄する書き込みを掲載するとともに原発関連資料を含む四つのデータファイルを公開した。
公開されたのは、新古里原発と月城原発の原発2基の内部文書と原発使用プログラムに関するマニュアルのほか、空調や冷却機器、バルブの図面など。
このハッカーのツィッターは「国民の安全を最優先に考えるべき」として、新古里原発1、3号機(釜山市機張郡)、月城原発2号機(慶尚北道慶州市)の稼動中止を要求した上で、未公開の原発関連資料10点以上を公開すると脅した。
また、これら原発の稼動を中断すれば、米ニューヨークかソウルで韓水原と面会するとした上で、「ある程度のお金が必要」と金銭を要求した。
ハッカーは、原発の稼動中断期限をクリスマスとした上で、「稼動を中断しないなら、資料全部を公開し、2次破壊を実行するのみ」と予告した。
韓国の原発をめぐっては15日、職員1万人余りの個人情報のほか、システムの図面資料やプログラムなどがネット上に流出した。韓水原は18日に検察に捜査を依頼した。
19日に新たに資料が公開されると、韓水原は翌20日「公開されたのは重要技術ではない。原発の安全に影響はない」と発表した。
産業通商資源部の尹相直長官も20日、韓水原の社長などと今回の資料流出に関する緊急点検会議を開くなど、対応に追われている。
以上、
韓国政府は、原発の核心的技術が漏洩したなど、国家の威信にかけても発表できない。
韓国は、現在試験運転中も含め25基の原発を稼動させているが、核心的技術である原子炉技術などは有しておらず、海外の原子力発電メーカーの技術協力を得て原発を稼動させている。
韓国標準型原子炉は、試験中を合わせ11基稼動させているが、スイスのアセア・ブラウン・ボベリ社(ABB社)技術や米ABB-CE社(現ウェスティングハウス)技術が用いられている。
核心的部分の技術情報が流出していた場合、核開発を模索する新興国にとっては朗報となり、核拡散がさらに進む可能性がある。韓国一国の問題ではない。
韓国原発へは三菱重工が、現代重工業に対して、補助給水ポンプのほか原子炉補機冷却水ポンプ、使用済燃料ピットポンプ、空調用冷水ポンプ、原子炉補機冷却水給水ポンプ、格納容器サンプポンプ、ほう酸ポンプなどの技術供与を行っている。
(三菱重工業は、中国の原発にも1986年から多くのこうした部品を供給してきたが、結果的に中国の核開発を加速させ、日本を脅威にさらしている。)
韓国がUAEと純国産と称して契約した原発は、建設、運用、60年間保証、警備費用まで含まれ破格値で受注している。しかもウェスティング社(WH、東芝傘下)保有の技術も輸出原発に含まれており、WH社=東芝が協力したとしても妥当性ある価格で納入した場合、当輸出原発は巨額赤字に陥るとされている(元々、原発輸出にパテントの問題があり、UAEとの契約にWH社は待ったをかけていた)。(2009年12月、韓国はUAE(アブダビ)と、総額186億ドルで原発4基を契約した。2017年に1号機が完成し、2020年までに残り3基が建設される予定。
このように、韓国原発は核心部分の多くが海外企業の技術により製作され運用されている。
(韓国水力原子力は国傘下機関であるが、不正の宝庫で、今年10月までに、原発の定期交換部品など過去10年で14,000個の部品・部材の安全証明書が偽造され納品されていたことが発覚、韓国水力原子力の元社長ら約100人が贈収賄などで摘発されていた。こうしたことからも情報セキュリティシステムは、口では厳重としなが、現実は軟弱なものになっていたものと思われる。)
<韓国純国産戦闘機 T-50の場合>
戦闘機に至っても、フィリピンへ輸出したT-50戦闘機(軽戦闘機)は、ロッキード社の技術支援(超音速を可能としたGE製エンジン搭載)により韓国で生産された軽戦闘機であるが、韓国は純国産機と称している。
先般、韓国はT-50の飛行アクロバットチームを、仲良しになった中国の航空ショーに参加させる計画を発表したが、技術流出を懸念した米国が許可せず、韓国は大恥をかいていた(同機全体のワーキングシェア率は、米国側が技術やエンジン含む部品・部材で55%とされている)。
韓国の原子力発電所と原子炉
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原発名
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市町
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広域
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型
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原子炉数
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古里
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機張郡
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釜山広域市
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加圧水型軽子炉
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4基
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新古里
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機張郡
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釜山広域市
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加圧水型軽子炉
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3基
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ハヌル(旧蔚珍)
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蔚珍郡
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慶尚北道
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加圧水型軽子炉
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6基
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月城
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慶州市
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慶尚北道
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加圧水型重水炉
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4基
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新月城
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慶州市
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慶尚北道
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加圧水型軽水炉
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2基
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ハンビッ(旧霊光)
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霊光郡
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全羅南道
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加圧水型軽子炉
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6基
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・稼動中27基、試験運転中4基
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純国産とされる韓国標準型原子炉=KSNPは、韓国電力公社が開発した加圧水型軽子炉であるが、海外企業の技術協力の下に製作され、現在試験運転中も含め11基稼動している(ハヌル4基とハンビッ2基と新古里3基、新月城2基)。
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