スカイマークに90億円インテグラル 当座の運転資金確保 全日空が支援検討
28日深夜、民事再生法の適用を申請したスカイマークが、投資ファンド「インテグラル」からつなぎ融資などで約90億円の資金支援を受ける方向で最終調整していることが明らかになった。
運航継続に必要な当面の資金繰りを確保できるとみられている。
今後の焦点は、本業の航空事業や金融機関の支援先探しに移る。
スカイマークは無借金だったことから、金融支援する金融機関も政治との兼ね合いになると思われる。
全日本空輸を傘下に置くANAホールディングスの殿元清司専務は30日、スカイマークへの支援について、「状況を分析しながら判断したい」と述べ、検討する姿勢を示した。
全日本空輸を傘下に置くANAホールディングスの殿元清司専務は30日、スカイマークへの支援について、「状況を分析しながら判断したい」と述べ、検討する姿勢を示した。
一方、スカイマークが共同運航を最初に日航へ求めたことから、創価学会の国交省太田大臣に嫌われた日本航空の斉藤典和取締役は「検討する予定はない」と否定した。
いずれも2014年4~12月期連結決算発表の記者会見で発言した。
なお、経営破綻したスカイマークは29日、2014年4~12月期の決算発表を2月5日に延期することを明らかにした。28日に東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請したのに伴い発表を遅らせる。エアバスの違約金7億ドルが計上されるか注目される。
スカイマークの経営破綻の直接的な原因は、日航との共同運航作業が、太田大臣殿により茶々が入り、遅々として進まず、太田大臣殿によりスカイマークは潰されたともいえる。
全日空が潰れたスカイマークを安上がりな支援をすることで、太田大臣殿の思惑通り、スカイマークは全日空の傘下になり、吸収される道へ駒を進めることになる。
当初色気を示していたエアアジアの三木谷氏も創価学会の太田大臣にはなす術もなかろう。
なお、エッチアイエスはスカイマークの第2位の株主であるが、その持株5,926,100株の帳簿価格は6億4,000万円で、株券が紙切れになっても軽微としている。
スカイマークは、1週間前まで310円台だった株価は、28日の民事再生申請で経営破綻したことから、29日・30日とストップ安を続けている。それでも29日55,300株、30日には594,700株も出来高があることが不思議でならない。株価は3円以内まで落ちると思われ、その後100%減資により最後は紙切れに・・・。
ゴルフ場の破綻の場合には、会員権はなくなっても利用権が発行されるが、航空会社が破綻したら何もない。
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