アイコン 電源コードで火災5年間に1000件 定期的に掃除を/NITE

暖房器具を使う冬場には、電源コードやプラグから発火する事故が増えることから、独立行政法人のNITEが実験映像を公開し、注意を呼びかけている。

NITE=製品評価技術基盤機構によると、電源コードやプラグに関連する事故は、昨年度までの5年間に1003件起きていて、特に、電気暖房器具を使う冬場に増える傾向があるという。

被害状況別に見ると、死亡事故14件、重傷事故7件、軽傷事故88件、拡大被害491件、製品破損401件、他2件となっている。このうち、火災と判断されたものは190件(18.9%)あったという。
事故の発生状況を分析すると、
「電源コードに過度な繰り返しの引っ張りや屈曲が加わったため断線・ショートした」、
「電源コードを改造・修理したため接触不良が生じて異常発熱した」、
「電源プラグ刃にほこりや水分が付着したためトラッキング現象が生じた」
等の事故が多く発生している。
これらの事故は、異常発熱や発火を伴うものが多く、火災へと至るおそれがあるため、注意が必要。
最も多い事故は、電源コードを繰り返し曲げたり、引っ張ったりすることで中の導線が切れ、電気がショートして火が出るもの。

【主な事故事例】
1、ヘアドライヤーの収納時に電源コードを本体に巻き付けるなどしていたため、電源コードが断線してヘアドライヤーの使用中にショートし、火花が出てやけどを負った(軽傷)。

2、タイマー機能付コンセントに熱帯魚用水槽の照明器具を接続して使用中、コンセント内部に水槽の塩水が浸入したため、トラッキング現象が生じて火災が発生した(拡大被害)。

3、テーブルタップに定格を超える電気製品を接続し、5年間継続して使用していたため、過電流によって電源プラグ部分が過熱され、電源プラグ樹脂部分が焼損した(製品破損)。

また、電源プラグとコンセントの間にほこりや水分がたまることで発火するケースも多いという。
このため、NITEでは、
1、電源コードに負荷をかけないよう、曲げたり引っ張ったりしないこと
2、プラグは長期間コンセントに差し込んだままにせず、定期的にほこりや水分を取り除く
よう呼びかけている。
以上、

電気ストーブを長時間付けていると、電力消費が激しくコンセントが熱くなっている。
他人事ではない。

[ 2015年2月 4日 ]
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