アイコン 輸入鋼材の小野建/第3四半期 超円安が利益損なう

同社は今期の第3四半期までの業績について、次のように説明している。

1、九州・中国エリア
前期に対し、鋼材市況の上昇と販売数量の増加ならびに完成工事高の増加により売上高は増加した。利益は売上高は増加したものの利益率の低下により微増。その結果、外部顧客への売上高は717億93百万円(前年同期比7.9%増)、部門営業利益は20億30百万円(前年同期比0.7%増)。

2、関西・中京エリア
前期に対し鋼材市況の上昇と建築・建材部門の受注が好調に推移し、鋼材販売数量が増加したため、売上高は増加した。利益は、売上高は増加したものの利益率の低下により減少。その結果、外部顧客への売上高は368億89百万円(前年同期比24.9%増)、部門営業利益は4億5百万円(前年同期比▲41.4%減)。

3、関東・東北エリア
前期に対し東北エリアでの土木部門や関東エリアでの建築・建材部門の受注が好調に推移し、鋼材市況の上昇と鋼材販売数量の増加ならびに完成工事高の増加により売上高は増加。利益は、売上高は増加したものの利益率の低下により減少。その結果、外部顧客への売上高は309億82百万円(前年同期比13.1%増)、部門営業利益は4億63百万円(前年同期比▲51.4%減)となったとしている。

投資については、5月に沖縄県沖縄市に小野建沖縄中部センター、7月に群馬県高崎市に小野建高崎センターが竣工。建設計画は兵庫県姫路市、大阪府堺市、茨城県神栖市、愛媛県松山市に新倉庫建設を予定している。
同社は、中国や韓国からの輸入鋼材、特に建設向け鋼材を輸入しているが、売上高は順調に増加しているものの、超円安により利益を損なっているようだ。

連結/百万円
売上高 
営業利益
経常利益
当期利益
14年3月期Q3
123,481
3,614
3,744
3,022
15年3月期Q3
139,665
2,892
3,007
1,950
15年Q3/14年Q3比
13.1%
-20.0%
-19.7%
-35.5%
15年3月期予想
188,282
3,482
3,602
2,349
15期予想/14期比
5.4%
-27.1%
-27.7%
-37.5%
14年3月期
178,653
4,778
4,982
3,760
13年3月期
149,998
3,157
3,359
3,254
12年3月期
147,942
2,497
2,646
1,510
 
[ 2015年2月10日 ]
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