アイコン 大成建設/ボスポラス海峡トンネル工事代金2億ドル未収 督促状発送

2013年10月29日のボスポラス海峡トンネル開通記念式典では安倍首相が列席した。しかし、蓋を開ければ、工事費をまだ支払っていないことが露見している。
日本政府が立て替えるとでもいうのだろうか。総投資額25億ユーロに対して、日本の(旧)国際協力銀行が1/4超を円借款で支援した工事でもある。

大成建設は、トルコ政府に対し、過去に手がけたボスポラス海峡のトンネル工事費用について、未払い金を支払うよう求める書簡を出したと明らかにした。
未払金は、約2億ドル(約240億円)とみられる。大成は金額を「回答できない」としているが、業績への影響は軽微のようだ。

現地報道によると、山内隆司社長(現会長)が1月末、工事完成を急ぐため必要になった追加費用の支払いを求める書簡をエルドアン大統領などに送った。

現地報道によると、山内隆司社長(現会長)が1月末、工事完成を急ぐため必要になった追加費用の支払いを求める書簡をエルドアン大統領などに送った。

書簡で司法に仲裁を委ねることも言及した。トルコ運輸省は必要書類を「受け取り次第約束を果たす」という。
大成は「交渉中のため事実関係や詳細を答えられない」としている。

アルジェリアでも鹿島や大成などが高速道路の工事費用を巡り、現地政府に未払い金1千億円超への対応を求めている。

大手ゼネコンの業績は堅調だが、東京五輪関連の需要がなくなる2020年以降の成長戦略が不可欠。国内に比べリスクを抱える海外市場の開拓も必要になっている。
以上、報道
大手ゼネコンの間では最近、カントリーリスクの少ない米国や豪州への進出が目立つようになってきている。
トルコのエルドアン政権は、日本に対して2億円ドルの支援要請でも考えているのだろうか。

[ 2015年4月 6日 ]
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