アイコン 企業物価指数は前年比▲2.3%下落

日銀が11日公表した2月の企業物価指数は、前月比0.0%だったが、前年比で0.5%上昇した。昨年4月の消費税率引き上げの影響を除くと▲2.3%低下している。

原油価格の下落一服で1月の▲2.5%からマイナス幅は縮小したものの、前年比で下落した品目数が2ヶ月連続で上昇品目数を上回った。
2月の企業物価指数は、前月比では税込みでも税抜きでも横ばいだった。
豚肉や鶏卵、牛肉、産業用高圧電力などが上昇した一方、ジェット燃料油や液化石油ガス、非鉄金属、化学製品などが下落した。
一方、税抜での前年比では、下落品目数が388と上昇品目数339を上回った。下落品目数と上昇品目数の差は49と1月の22から拡大した。

原油価格の下落は一服しつつあるものの、中国を中心とした鉄鋼原料や化学製品の需給悪化が様々な形で響いている。(中国の内需不振で過剰生産となった製品が海外への輸出に回され、価格の低下を招いている。今後とも続く)

原油価格の下落は一服しつつあるものの、中国を中心とした鉄鋼原料や化学製品の需給悪化が様々な形で響いている。(中国の内需不振で過剰生産となった製品が海外への輸出に回され、価格の低下を招いている。今後とも続く)

日銀によると、これまでの円安を背景とした価格の転嫁は、最終製品の需要動向で決まるため、食料品や住宅用木材などで転嫁が難しい例も出てきているという。
以上、
輸出物価は、契約通貨ベースで前月比▲0.8%、円ベースで同▲1.0%(前年比+2.7%)。
輸入物価は、契約通貨ベースで前月比▲4.9%、円ベースで同▲5.3%(前年比▲9.9%)。

消費が堅実だとされているが、現実は、食品メーカーが値上げしても、販売価格に転嫁できず、スーパーなどでは競争から値上げできず、利益を損なう動きを取ってまで集客に務め、総合利益をはかっている。

[ 2015年3月11日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
「医療法人社団菫会」前田章理事長と黒い巨頭(06/08 11:36) 2015:06:08:11:36:29
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめの「建設・建築求人ナビ」 が便利です。


PICK UP

↑トップへ