アイコン 中国主導のAIIB 米国の盟友イギリスが参加表明

イギリスは、中国からの不動産買い付けでバブル状態、英当局が規制したことから、経済が下り坂となっている。

そうした背景に、中国からの投資を呼び込もうと、今回のAIIB参加表明を行ったことは明白。

英国が、中国の主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーへの参加を検討していることが分かった。オズボーン財務相が12日明らかにした。
主要7ヶ国(G7)の中で初めての参加表明となる。
オズボーン財務相は、声明で「AIIBに創設時から加わることで、わが国およびアジア地域の投資と成長のため、無類の機会を創出することができるだろう」と述べた。同国は今月、ガバナンスなどの指針について他の創設メンバーと合意する予定だという。

AIIBについては、中国が昨年10月、設立に関して支持国と覚書を交わす式典を北京で行った。アジア諸国のインフラ建設などの投資支援を目的とし、年内の発足を予定している。たが、目的が世界銀行およびアジア開発銀行(ADB)と重複しており、米国では、中国の覇権主義やガバナンス基準に対する懸念が出ており、参加予定国に圧力をかけていた。

そうした中、盟友のイギリスが参加表明するとは、思いもよらなかったことだろう。最近のアメリカは、今回のウクライナ停戦合意交渉でも、ドイツとフランスから蚊帳に外に置かれ、停戦は必ず失敗すると豪語していた。しかし、現実は一時的であれ・・・。
イギリスの参加表明は、韓国が中国の参加要請の下、米国の圧力に歯切りしていたことから、早急に参加表明するものと見られる。
結果、アメリカとアメリカ一辺倒の日本だけがババァを引く展開になるかもしれない。中国が南シナ海全域でかってに描いた九段線内を自国領土だとする覇権主義を取りやめない限り、日本も安直には参加できない。

今や東南アジアは経済発展競争を行っており、銭に色は付けず、何でもゴジャレ状態となっている。中国は、領土紛争のない国に対しては、まず貿易関係から政治に至るまで旨く行った韓国との関係のような関係を、経済力を背景に東南アジア諸国に対しても構築していくものと見られる。
 

[ 2015年3月13日 ]
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