アイコン AIIBアジアインフラ投資銀行への主な出資国と出資比率  中国に拒否権か

定款草案には「主要議題を決定する際には、議決権の75%以上の賛成を得なければならない」と明示されているという。 中国はAIIBの初期資本金1000億ドルのうち、297億8000万ドルを分担することになっており、議決権の30%を占めることができる。

そうなれば、重要な意思決定の過程において、中国の賛成なしには75%の賛成率に達することができない。
中国の欧州組参加への口説き文句は「拒否権を放棄」だったとされるが、加盟を表明すればこっちのものと意のままのようだ。
中国は、国際通貨基金(IMF)において出資比率の約17%をもっている米国に対し「すべての決定は、85%以上の賛成を得なければならない」という条項を利用して、IMFで拒否権を行使してきた慣行を批判し改革を促している。

IMFで主導権を握っているアメリカを真似ただけのようだ。

こうしたインフラ投資でアジアのインフラが整備されることは、アジア各国にとってよいことであろうが、中韓については、これまで、仕事を取り捲り、労働者も派遣し、工事にかかわる技術移転や経済的な利益をもたらしていないとされている。

どうなることやら・・・。

 

AIIB主な出資国と出資比率
アジア太平洋域内加盟国750億ドル
 
億ドル
全体比率
域比率
中国
298
29.8%
39.7%
インド
84
8.4%
11.2%
ロシア
65
6.5%
8.7%
オーストラリア
37
3.7%
4.9%
韓国
37
3.7%
4.9%
インドネシア
34
3.4%
4.5%
トルコ
26
2.6%
3.5%
サウジアラビア
25
2.5%
3.3%
イラン
16
1.6%
2.1%
タイ
14
1.4%
1.9%
その他
114
 
 
域外加盟国250億ドル(紫金城朝貢組)
ドイツ
45
4.5%
18.0%
フランス
34
3.4%
13.6%
ブラジル
32
3.2%
12.8%
英国
31
3.1%
12.4%
イタリア
26
2.6%
10.4%
スペイン
18
1.8%
7.2%
オランダ
10
1.0%
4.0%
ポーランド
8
0.8%
3.2%
スイス
7
0.7%
2.8%
エジプト
7
0.7%
2.8%
その他
34
 
 
 
[ 2015年6月10日 ]
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