アイコン 韓国経済 第一四半期輸出▲2.8%減の約15.9兆円 単価下落

韓国輸出の命運はサムスンS6にかかっているようだ。
韓国の輸出増加率が2010年以降4年連続して鈍化していることが19日分かったと聨合ニュースが報じている。

 韓国貿易協会と産業通商資源部によると、2014年の韓国の輸出量増加率は4.4%で、世界の貿易量伸長率3.1%を1.3ポイント上回った。

 2000年以降、韓国の輸出量増加率は2005年を除き世界平均より高い水準を維持したが、ここ5年間は2010年の22.0%をピークに、2011年が13.9%、2012年が5.6%、2013年が4.8%、2014年が4.4%と鈍化している。 

これに加え、輸出単価の増加率も2011年の4.7%から2012年はマイナス▲3.7%、2013年はマイナス▲1.9%、2014年はマイナス▲2.2%とマイナスが続いている。

 
品目別では、世界景気の不振や国際原油価格の下落、中国との競争激化による供給過多などで、石油製品、石油化学、液晶パネル(LCD)、通信機器などの主力品目の輸出単価減少が目立っている。
 
輸出指標の不振は、世界経済の回復ペースが鈍い上、原油価格下落の影響で韓国の主要輸出品目の単価が下がったためとみられる。

<第一四半期の輸出額は▲2.8%減>
 実際、今年1~3月期の輸出額は1,336億ドル(約15.9兆円)で、前年同期比39億ドル(▲2.8%)減少した。
輸入額も原油を中心に1,122億ドル(約13.3兆円)と同比202億ドル(▲15.3%)減少した。
 
これを受け韓国政府は4月15日に「輸出不振打開に向けた輸出活性化対策」を発表するなど緊急対策に乗り出したが、どれだけの効果があるかは未知数、現実的にはサムスンのS6にかかっているといえよう。

 

[ 2015年4月20日 ]
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