アイコン 「訪韓キャンセルは日本人ばかり」と反日洗脳報道、中国記者への取材

中国国営の中国中央TV盧星海ソウル支局長は7月2日取材に答えて、「中国政府が引き止めて中国人観光客が韓国を旅行しないのではない。MERSが終息していない状況で、無条件に中国人観光客に韓国に来ても大丈夫だと広報するのはやや無責任だ」と。

朝鮮日報は、「MERS:訪韓キャンセルは日本人ばかり」と題して次のとおり記事を掲載している。
「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染拡大の影響で、今月3日から5日までの3日間に来韓を取り消した外国人観光客の数は260人だったことが分かった。
  韓国観光公社は6日に外国人観光客による旅行キャンセルの内訳を発表したが、それによると上記の期間に旅行をキャンセルした外国人観光客は3日が180人、4日と5日が合わせて80人の合計260人だった。
 ただし、中国、台湾、香港や東南アジア、欧米からのキャンセルは一人もなかった。
この結果、感染者の発生から5日までの期間に旅行をキャンセルした外国人観光客の数は合計13万6824人となった。」
以上、
 
感染の問題がまだ鎮静化もしていないのに、よくぞ、ここまでぬけぬけと発表できるものだ。韓国民に反日を植え付けるための何物もない洗脳報道だ。
中国人たちはキャンセル料が取られ、もったいないことから、危険でも旅行している人たちが山のようにいる。
これまでキャンセルした人たちは13万6824人だろうが、新たなツァーは壊滅的な打撃を受けている。
 こうした報道は、韓国政府が終息宣言を発した後に報道すべきで、MERSコロナウイルスに対して無責任極まりない。
 
 逆に、日本でMERS感染が全国に広がっていると仮定した場合、韓国の人たちは日本へ旅行に来るだろうか。九州には全く関係ないフクシマ原発爆発の放射能汚染でさえ、韓国からの九州への観光客は激減した事実をどう受け止めているのだろうか。
 
興味深いMERSに関する中国人記者たちの取材記事を韓国中央日報が掲載している。
(中央日報7月6日配信分)
韓国のMERS事態を伝えてきた中国主要報道機関のソウル特派員3人に2日に会った。中国中央テレビ(CCTV)の盧星海ソウル支局長(43)、
人民日報の万宇ソウル特派員(29)、
経済日報の楊明ソウル支局長(38)。
 
  3人は「韓国政府が、MERS対応過程で中国人観光客の信頼を失った」とし「MERSを早期に克服して信頼を回復することが、中国人観光客を呼び戻す最も確実な解決法」と述べた。
CCTVの盧支局長は「朴槿恵大統領が良い関係を維持してきた中国の習近平国家主席に電話をかけてでも韓国の状況をよく説明するのがよい」と助言した。
 
楊支局長は「MERS終息を宣言してから2週間または1ヶ月が過ぎてから、中国人観光客が少しずつ入ってくるだろう」と予想した。
 
  --MERSのために韓国での生活に不安を感じるか。
  「多くの人が集まるところに子供を連れていくのはそうだ。最初の患者発生(5月20日)後、5月下旬に私も風邪をひいた。家が汝矣島にあり、総合病院に行こうとしたが、MERSのために病院に行くのが怖くなった。当時、汝矣島のその病院に行っていれば、今ごろ隔離されていたかもしれない」(盧星海)
 
  「韓国の病院の衛生状態に問題はないが、それでもサービスには満足でなかった。ある日、妻が夜12時に胃の痛みを訴え、新村の大型病院の救急室に駆けつけた。中国語が分かる医師を探してくれるといったが、しばらくして来た医師は中国語が分からなかった」(楊明)
 
  「当初、ソウルの生活は非常に安全だと感じたが、昨年4月のセウォル号惨事以降は不安になり、MERSのためにまたストレスを感じている」(万宇)
 
  --その間、MERSの状況をどう報道したのか。
  「韓国政府が、最初の患者を発表した当日に報道した」(万宇)
  「中国経済に及ぼす影響を集中的に報道した」(楊明)
  「韓国人の感染疑い患者が、中国出張に行ったという韓国メディアの報道直後、本社に記事を送ったが、中国ではすぐに報道されなかった。放送は多くの人に影響を与える可能性があり、本社はこれを中国疾病対策センター(CDC)に先に知らせた。政府がどう対処するべきか、メディアはどう報道するべきかを慎重に議論した結果が出た後、翌日から報道した」(盧星海)
 
--韓国政府のMERS対応をどう評価するか。
  「韓国人の疑い患者が、中国に行ったと聞いてから、韓国政府に失望し、不信感が生じた。もし韓国政府が今回のMERSへの対処と同じようにSARSに対応していれば、おそらく韓国ではより大きな被害が発生していただろう」(楊明)
 
  「セウォル号惨事も韓国政府は初期段階であまりにも盲目的に事態を楽観した。今回のMERS事態でも当初は伝染性が弱いとか、大規模な発生はないとし、それほど心配する必要はないと話していた。しかし、深刻な状況になると、ようやく病院名を公開し、各種措置を取った」(万宇)(5月20日に初感染確認、病院名公表は6月7日だった)
 
  --「パリパリ(速く速く)」が特徴の韓国は慢慢的(ゆっくり)の中国とは対応が違うと思うが。
  「速度より正確性が重要だ。むしろ韓国人の性急な性格が問題だ。韓国人はいかなる決定も速く出すため、慎重さを欠いた政策が出てくる。速くするために正しい政策が出ていない状態で急ぐ」(盧星海)
 
  「中国もSARSの初期には情報を公開しなかった。このために透明に公開するべきだという認識が形成された。伝染病対応システムも作り、発熱患者専用病院も作った」(万宇)
 
  --中国メディアは韓国のMERS状況を扇情的に報道したのでは。
  「感染が疑われる患者が飛行機に乗って済州を観光したとか、隔離状態で女性がゴルフをしに地方に行ったことがすべて事実と確認された。事実をそのまま報道しても韓国のイメージは悪くなるしかない」(万宇)
 
  「中国はSARSを経験した。中国メディアが誇張して報道したことはない。韓国メディアを引用して報じた。あまりにも患者が増えたため何度も報道し、その間に不安になった中国人観光客が韓国ではなく他の国を旅行した」(盧星海)
 
  --韓国政府がMERS終息を宣言すれば中国人観光客は戻ってくるだろうか。
  「中国政府が引き止めて中国人観光客が韓国を旅行しないのではない。MERSが終息していない状況で、無条件に中国人観光客に韓国に来ても大丈夫だと広報するのはやや無責任だ」(盧星海)
 
  「中国出張に行った韓国の患者(10人目の患者)の治療費14億ウォン(約1億5200万円)ほどを中国政府がすべて負担した。韓国は感染の疑いのある患者が中国に行った事件に対する「謝罪」もせず、治療費負担に対する「謝意」の表示もなかった」(万宇)

  「韓国政府が(MERSを)統制でき、韓国人が(MERS)症状があれば出入りを自制すると安心させれば、一部の中国人はMERSの渦中にも韓国に来るだろう。そのように信じていないから来ないということだ。韓国政府が信頼を回復すれば中国人観光客はまた韓国を訪れるだろう」(楊明)
 以上、
 
MERS感染者は月末から1日にかけ発生せず、韓国マスコミが有頂天になろうとした矢先、2日~5日まで拠りによってサムスン病院の看護師人、医師一人、党病院で感染した患者の妻が、毎日一人ずつ計4人が新たな感染者となった。
感染者が陰性となり退院した人も全感染者186人中118人にのぼり、感染治療中の人も35人に減っている。
一方、死亡者は33人にのぼり、治療中で不安定な人がまだ9人もいる。
また、隔離対象者は延16,326人に達しているが、これまでに隔離解除者も15,669人に達し、7日現在の隔離者数は674人と大幅に減っている。
だが、その差を精査すると7日も新たな隔離対象者が17人発生している。この2日間新規感染者がいないものの、それまでの感染者に付随した隔離者であろう。隔離対象者が発生し続ける以上、収束宣言はいくらでも出せようが、終息宣言は出せない。それも隔離対象者は、隔離された日から最大14日間隔離される。
その上、7月5日に感染が判明した感染入院患者の妻は、潜伏期間14日どころか20日も経過して感染が確認されている。
空調機器などではコロナウイルスが10日以上生き続けているという報告もなされており、暫くは終息宣言など出せる状況にない。
 
習さんは朴さんの援護射撃のため、中国国民の日本への観光増と韓国観光のMERSでの落ち込みを早期に回復させようと、抗日戦勝利70周年にかこつけ、7月から9月にかけ、抗日戦争イベントを全国各地で大々的に繰り広げる計画を発表している。当然、共産党独裁政権であり、新聞・TVは抗日戦争勝利一色に染め上げる算段だ。(実際、日本軍と戦ったのは国民党軍で共産ゲリラは奥地に逃げ込んでいたのが実情。)
 
朴さんは、こうした愛ある動きの習さんに対し、ちょちょぎれんばかりに涙することだろう。
 
[ 2015年7月 8日 ]
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