アイコン 追報:(株)ジョー・コーポレーション/破産手続き開始決定

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(株)ジョー・コーポレーション(愛媛県松山市来住町1344-1、代表:中岡大起)は7月15日、松山地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、山下清弁護士(電話089-986-6960)ほかが選任されている。負債額は約90億円(民事再生申請時)。

同社は大正時代創業の建設業者。ローコストマンションが流行った平成10年前後して、第一次取得世代向けに間取りを少し小さめにした「サントノーレシリーズ」を展開、ほかのマンション業者より安く販売出来るため売れ業容拡大、四国から中国地方へ、そして九州へ展開し、リーマンショック前の平成18年12月期には340億円の売上高を計上していた。

しかし、リーマンショックで売れなくなり、開発中の物件や手当てしていた開発用不動産も資金が固定化、資金繰りのため投げ売りせざるを得なくなり、15億円の赤字を計上して一気に経営不振を露見させた。同社は信用不安から平成21年1月21日に負債額約90億円を抱え民事再生申請。了承された再生計画では一般債務約29億円の95%カットし、10年返済としていた。

しかし、建築事業に特化したものの折からの建築コスト高に見舞われ、資金繰りも厳しく再生の目処は立たず、同社は事業を譲渡し整理に入っていた。

背伸びした事業展開がアザとなった。成功するもしないも紙一重。

 

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追報:(株)ジョー・コーポレーション/事業停止 民事再生断念

民事再生申請時の負債額は約90億円(2009年1月)。

第一次ユーザー向けに一回り小型の分譲マンション開発を西日本地域で行い、また、建築工事も手がけ、一時は350億円前後の売上高を計上していたが、リー マンショックでマンションが売れず、2009年1月負債額約90億円を抱え、民事再生法の適用申請し経営破たんを表面化させた
民事再生中で分譲マンションからは撤退、2015年12月期には売上高は50億円前後計上していた。しかし、以前から安値受注で知られ、労務費や資材コス トが上昇する中、採算性を更に悪化させ、経常利益段階で2億25百万円の赤字を露呈させ、資金繰りにも行き詰まり今回の事態に至った。

[ 2015年7月22日 ]
 

 

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