アイコン 哺乳瓶のピジョン インバウンドの相乗効果/中国事業急拡大 第2四半期も好調持続

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赤ちゃん用品のピジョンにもインバウンド効果が中国事業で生じてきているようだ。訪日客の急増での爆買い、安全・安心・高品質の日本製品が中国本土で見直 されており、大衆医薬品では神薬まで登場している。乗用車の販売台数が全体で不振に陥る中、特に外資系メーカーが苦戦、そうした中、日系車も信用回復・新 型車投入も相次ぎ販売好調。

同社の7月までの上半期は過去最高となる70億円超の営業利益が見込まれ、通期では過去最高益を達成する勢いとなっている。
中国事業は売り上げ増に伴う営業利益率の高さも際立っている。

4月までの第1四半期では、
「国内ベビー・ママ事業」
当事業の売上高は、70億14百万円(前年同期比15.8%増)。部門営業利益は、新商品のマーケ
ティング活動等により販売費及び一般管理費が増加したものの、前年同期実績を上回る12億9百万円(前年同期比15.2%増)となった。
「国内子育て支援事業」
当事業の売上高は17億40百万円(前年同期比1.9%増)。営業利益は依然として保育士不足
による採用費用増などがあるものの、売上総利益の改善などにより、前年同期実績を上回る51百万円(前年同期比45.7%増)となった。
「国内ヘルスケア・介護事業」
当事業の売上高は引き続き消耗商品における競争激化が進む中、17億33百万円(前年同期比▲2.9%減)。営業利益は、営業活動の強化により、販売費及び一般管理費が増加し、76百万円(前年同期比▲37.7%減)となった。

「海外事業」(中国の除く)
当事業は、当連結会計年度より韓国、香港、台湾、ロシア等の地域における事業の管轄が中国事業本部へ移管されたものの、売上高は56億13百万円(前年同期比9.1%増)。部門営業利益は12億8百万円(前年同期比8.9%増)となった。
インドで自社ブランドの市場浸透を目指す一方、現地生産工場を3月稼働させている。
北米・欧州は、乳首クリームや母乳パッドなどの授乳関連用品に加え、昨年から販売された哺乳びんを中心とした商品カテゴリーの拡充、また各販売拠点の組織体制強化などにより事業拡大を目指している。

「中国事業」
当事業の売上高は72億14百万円(前年同期比50.0%増)。営業利益は、事業の積極的展開
に伴うマーケティング活動などにより販売費及び一般管理費が増加したものの、20億83百万円(前年同期比56.8%増)となった。4月末からはピジョンコーナーを一新、またSNSを活用した消費者とのコミュニケーションの活性化を進める等、今後店頭及びウェブを通じてさらなる事業拡大を目指している。

中国は広大なため、ネット販売が拡大、スマホの小米科技はネット販売だけで営業展開、上半期だけで3750万台も売り上げている。日本製品は共産党系のマスコミも取り上げるほど、評判を高めており、また、爆買いの訪日客がネットやSNSでいろんな情報を交換しており、さらに広まっている。この相乗効果の動きに中国への日本の進出企業が乗れるかどうかは、今後の中国展開を決定する可能性すらある。

千客万来 6月と上半期の訪日客数
2015年
6月
上半期
 
6
伸率
1~6月
伸率
中国
462,300
167.2
2,178,600
116.3
総数
1,602,200
51.8
9,139,900
46.0
 
連結/百万円
売上高 
営業利益
経常利益
当期利益
15年1月Q1
18,859
2,683
2,659
1,772
16年1月Q1
21,809
3,596
3,662
2,469
15期Q1/14期Q1比
15.6%
34.0%
37.7%
39.3%
16年1月期予想
92,000
13,900
14,000
8,900
16期予/15期比
9.4%
8.8%
5.3%
5.3%
15年1月期
84,113
12,780
13,299
8,451
14年1月期
77,465
10,365
11,002
6,985
13年1月期
65,075
7,086
7,389
4,573
 
 
[ 2015年7月28日 ]
 

 

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