アイコン 新MH370便を探せ モルディブの目撃証言が現実に?

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当記事の内容は、ボーイング777-200型機のMH370を目撃したという情報とエンジン停止時間(ロールスロイスの通信が途絶えた時間)に基づいて仮定したものです。
お急ぎの方は下記図をご参考ください。

1、 MH370便は、昨年3月8日午前00時45分クァラルンプールを中国・北京に向け飛び立ち、0
1時30分に、飛行ルートの逆方向になるマラッカ海峡で通信回線も切断され、マレーシア軍のレーダーからも機影が消えてしまいました。

2、3月下旬になり、軍事衛星レーダーが機影を捉えたとされるオーストラリア西海岸500k~2500kラインを南下させたライン上の地域に着水したという発表がなされ、世界各国の捜索用の艦船が集中して捜索に当たりましたが、結果何も見つかりませんでした。

2、しかし、モルディブのクダフバドゥ島の住民複数が、MH370便が行方不明になった当日・3月8日午前6時15分頃、島の真上を低空で飛ぶ大型のジェット飛行機を目撃していたとの報道がなされました(AFP電)。近くに空港もなく、南海の環礁しかない島々の上空をそれも低空で飛ぶ大型ジェット機は、滅多にいません。

3、 それを裏付けられるのが、飛行距離と時間です。
マラッカ海峡で通信が途絶えたのが、01時30分とマレーシアのナジブ首相が発言しています。
マラッカ海峡からクダフバドゥ島まで直線で約2900kあります。逆算すれば、マラッカ海峡から目撃されるまでの飛行時間は4時間45分、時速は約610kになります。
当機の巡航速度は時速約900k、低空を飛んでいますから空気層が厚く、610kは妥当な速度になります。

4、クダフバドゥ島の島民は、当機は南のAddu(国際空港)方面へ飛んでいったと証言しています。
 当機は英国のロールスロイス製のエンジンを積んでおり、飛行機の通信ができなくなっても、エンジンに発信機が取り付けられており、飛行中はロールス社で受信しているそうです。ロールス社がマレーシア当局に報告したエンジン停止時間は8時11分(ナジブ首相発表)となっています。
 8時11分が、Xポイントに着水した時間となります。
(軍事衛星レーダーで捉えた機影は、その後も飛び続けていたという情報になっています)

5、着水時間を8時11分とするならば、クダフバドゥ島での目撃は6時15分頃ですので、約1時間56分クダフバドゥ島から南へ向け飛行を続けたことになります。
 時速610kで飛んでいますから、距離にして約1200kとなります。

6、 南にあるAdduまでは370kですので、通り越して南へ向かえば、環礁もなくなり、Adduから740k南下したところに久しぶりに環礁が現れます。
 そこは英領のDiego Garcia島(ガルーシャ)環礁です。 しかし、この環礁の島は米空軍がアフガン・イラク戦線の前線基地として英国から借り使用しています。4千mの滑走路あります。
  
7、クダフバドゥ島、Addu、Diego Garciaの3島の経度は72~73度で、クダフバドゥ島からほぼ南に位置します。
 クダフバドゥ島からDiego Garciaまでの直線距離は約1100kあります。
当機がクダフバドゥ島からDiego Garcia 方面に向かったとしたら、Diego Garcia から、後100kほどしか飛んでいません。
しかし、Diego Garcia方面へ飛んでいたら、セキュリティ上、米軍は警告の通信を発し、それでも飛行してくる場合には、誤ってソ連領(現ロシア)に進入して撃墜された大韓航空B747型機のように撃墜されることは間違いないでしょう。当機は、マラッカ海峡上空で無線を完全に遮断していますから。
 
8、ただ、今回レユニオン島で見つかったフラップには、焦げ後などなく、その心配はなかったようです。よかった。
しかも、死に行くパイロットが運航しているMH370便であり、クダフバドゥ島から南に向け飛行していたとしても、1200kの飛行中、どこかで航路を変更したかもしれません。

9、クダフバドゥ島から南下を続けていた場合を仮定すれば、 Diego Garcia米空軍基地は、確実にレーダーで捉えていたはずです。何か知っているはずですが企業秘密、いや軍事機密のようですね。

10、 今になって、機体のフラップ(製造元のボーイング社がMH370便と確認済)とスーツケースの一部が、ほぼ同時にアフリカの東にあるマダガスカル島のさらに東600kに浮かぶ仏領レユニオン島の東海岸に漂着しました・・・。
 フランスはフラップ(フラッペロン)を回収し、本国に運び、既に調査しています。今後、衛星により海流を解析して17ヶ月前のフラップの位置を特定するそうです。スーパーコンピューターがいるかもしれません。フラップには軟体動物やフジツボが付着しており、どの海域の物かも特定するそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3056132?ctm_campaign=latest_pickup

11、どこの国が出したのか知りませんが、軍事レーダーが捉えていた機影は、オーストラリアの西の海域となっています。
今では、そのマラッカ海峡から南下してオーストラリア西海岸沖のラインが本命となっています(下記の丸いAFPの図参照のこと)。

12、9に戻りますが、クダフバドゥ島の目撃の件は3月18日にAFPが報道しましたが、マレーシア捜査当局から無視されました。
それもオーストラリアのアボット首相が20日、突然言い出したのが、オーストラリア南西端のパースから南西へ2500kポスト周辺に残骸が・・・という情報でした。

13、南西2500kポストは、海流速度を時速5kと仮定した場合、24H×10日間(3月18日として)=1200kとなります。パース南西2500kポストあたりとしても日が経っており、海流の流れから、着水地点はさらに1200k西方となります。
(実際は、パース南西2500kポスト付近は南極へ至る北側の1年中荒れ狂っている難所の海域で常に東から西に流れ、もっと海流速度も速く、さらに着水地点は西方となります。)

14、せめて、オーストラリア近くを捜索するのならば。それなりにもわかりますが、時間の無駄だったというしかありません。
(アボット首相は、発言の根拠を暫く黙秘していましたが、後にアメリカからの情報と述べています。なぜ、アメリカが発表しなかったのでしょうか)

15、マレーシアのナジブ首相は、3月25日インド洋に墜落したと発表しました。
http://www.cnn.co.jp/world/35045607.html

15、ブラックボックスの発信限度時間は1ヶ月です。
埒(ラチ)の明かないパース南西2500kポスト、不明になった翌月の4月になり、オーストラリア中部西海岸沖500k当たりを中国艦艇が捜索し、水中電波をキャッチしました。しかし、すぐ見失ってしまいました。ほかの捜索船も近隣の別の場所で電波をキャッチしましたが具体的に不明のまま、実際何だったかよくわかりません。

16、今や世界中が、MH370便の着水地点はオーストラリア沖を定説にしています。
しかし、目撃証言について、否定する裏付けのある回答がどこからも出ていません。 当時、クダフバドゥ島の上空を、どこの航空会社の大型飛行機が午前6時15分ごろ飛行していたのかも判明していません。専門家が調べたら、すぐわかることでしょうが・・・。
クダフバドゥ島の複数の住民の目撃証言は虚言だったのでしょうか。それもその後虚言だったという報道は一切なされていません。

そうしたことから、目撃証言とロールスロイスが発表したと見られるエンジン通信遮断時間を根拠にした場合の仮説を上記のように立ててみました。
何であれ、早期に見つかることを祈ります。

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[ 2015年8月 6日 ]
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