アイコン ジェットスター 関空-大分線、中部セントレア-熊本線を運休 消費低迷=乗客不足

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LCCのジェットスター・ジャパンは8月19日、関西-大分線と中部(セントレア)-熊本線を運休すると発表した。10月25日に始まる冬ダイヤから運休する。
利用者数の伸び悩みにより、両路線とも就航から1年での運休となった。

 運休理由について同社では、見込んでいたほど利用者数が伸びなかったと説明。「路線全体の見直しを図っている」という。

 関西-大分線は2014年10月9日に1日1往復で開設。同路線は2003年12月の全日本空輸(ANA/NH)以来11年ぶりの復活で、利用者増を期待していた。

中 部-熊本線は2014年10月26日に1日2往復で開設。今年3月からの夏ダイヤでは1日1往復に減便していた。就航時に熊本空港で開いた式典で、鈴木み ゆき前社長は「帰省や旅行など、年に数回しか利用しなかった人に頻度を上げて活用してもらいたい」と話していたものの、中部線の利用増にはつながらなかっ たようだ。

<路線維持と増便>
ジェットスターは大分には成田から、熊本には成田と関空から乗り入れている。これらの路線は好調だとして、路線を維持していくという。
このほか、関西-熊本線を1日最大2往復から1往復に、成田-関西線を1日最大5往復から4往復に減便。一方、中部-福岡線は1日最大2往復から最大3往復に増便する。

<航空会社も立地自治体も努力足りず>
 国内景気は輸出大手企業などの一部を除きく勤労世帯は、可処分所得が減り、消費不況に陥っており、国内利用客を増加させるためには、訪日客を誘導する必要がある。

7月までの訪日客も前年同期間比46.9%と大幅に増加しており、海外ではすでに日本の観光地の穴場探しが始まっている。インバウンド効果の買い物だけがクローズアップされているが、東京や関西の一極集中現象を拡散させることにより、海外においては、超円安効果で日本旅行がブームとなっており、ブームを継続させ、常態化させるためにも、訪日客の地方誘導が必要となっている。世界遺産に浮かれていても、国内であっても一過性のものに過ぎず、地方自治体はそれに浮かれ自己満足、訪日客の誘導が後手後手になっている。

訪日客増には、LCCが必要であり、海外のLCCと国内のLCCが提携し、地方へ有機的に客を運び入れてもらう必要がある。その魅力を地方自治体は創設し、東アジアや東南アジア各国に強烈にアピールする必要がある。財政が苦しい自治体の知事や市長の役目は、銭を担当する自治体に、より多く落ちるようにするのが仕事だが、権力構造に忙殺され、仕事をしていない自治体長がなんと多いことか。
成功事例もある。すでに全国で見れば、特化した形で大成功を納めている自治体も多くなってきている。

訪日客数
 
前年比
訪日客
2011年
-27.8%
6,218,752
2012年
34.4%
8,358,105
2013年
24.0%
10,363,904
2014年
29.4%
13,413,467
2015年(7月迄)
46.9%
11,058,300
 
[ 2015年8月20日 ]
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