県、強要未遂罪などの職員を懲戒免｜山形新聞

アパートから女性の下着を盗み、さらに写真共有サイトに裸の画像を投稿するよう脅す文書を別の女性宅に投函（とうかん）したなどとして窃盗と住居侵入、強 要未遂の罪で起訴された県健康福祉企画課主事の斎藤浩被告（26）＝起訴休職中＝について、県は25日、同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

　県人事課によると、24日に職員審査会を開き、処分を諮問。答申を受けた吉村美栄子知事が決定した。斎藤被告が起訴された先月24日以降、県の担当者が本人と複数回、面会して事実を確認。斎藤被告は起訴事実を認めた上で「申し訳なく思っている」などと話しているという。

　起訴状によると、斎藤被告は2月19日夜に置賜地方に居住する女性の勤務先事務室で鍵を盗み、同月27日ごろと3月下旬ごろ、この鍵を使って女性宅に侵 入、下着計2枚を盗んだとしている。さらに6月下旬、写真共有サイトに裸の画像を投稿するよう脅す文書を村山地方の30代女性宅に投函したとしている。

　吉村知事は25日、「県職員の信用を著しく失墜させる重大な非違行為。被害を受けた方と県民に深くおわび申し上げる。綱紀粛正を徹底し、全力で再発防止に取り組む」とのコメントを発表した。