アイコン 倒産危機VW  役員人事刷新 ポルシェのミュラー会長が新会長に就任決定

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フォルクスワーゲン(VW)の監査役会(取締役会相当)は25 日、米欧で排ガス規制を不正に逃れていた問題の責任を明確にするため辞任表明したウィンターコルン会長(68)の後任に予想されたとおりVW傘下のポル シェのマテウス・ミュラー会長(62)を充てるトップ交代人事を決めた。同時に歴代の開発責任者ら複数の役員が引責辞任することも承認する見通しで、経営 陣を大幅に刷新する。

ミュラー氏は1978年に傘下アウディに入社後、生産管理部門などを歩んだ生え抜きの経営幹部。トップにグループ内の事情に通じた人材を据えて原因究明と再発防止に当たる。

 ウィンターコルン氏は2007年からCEOとしてVWをけん引。25日の監査役会では当初、2年間の任期延長を決める予定だった。だが、問題の深刻化で同氏は23日に辞任を申し出た。
(ただし、ウィンターコルン氏は約38億円年金報酬を得ることになる。昨年には22億円も別途報酬を得ている。こうした高額報酬も今後槍玉に上がることだろう)

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<当時の開発担当責任者ら4人辞任申し入れ>

ドイツメディアは24日、
1、VWグループ技術開発責任者で子会社アウディ取締役のハッケンベルク氏
2、VWのノイサー取締役
3、子会社ポルシェのハッツ取締役
の技術開発関与の3人と、
4、北米法人のホーン社長
が不正の責任を取って25日の監査役会で辞任すると一斉に報じた。ホーン氏を除く3人は不正が起きた当時に開発部門の責任者を務めており、経営陣による組織的な関与の疑いも出ている。
 

[ 2015年9月26日 ]
 

 

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