VW-Gは２５日、違法プログラム設定のEA 189 型(TDI)ディーゼルエンジン搭載車は約１１００万台と公表していたが、内部の評価では、VWブランドでは約５００万台の乗用車が搭載していると公表した。第６世代ゴルフ、第7世代パサート、第1世代Tiguanなど。
なお、EU6 排出基準を満たすブランド車は影響を受けない。

ドイツ運輸省は先に同国におけるVW-Gの問題対象車両は２８０万台と発表している。

(EURO-６とは、ディーゼル車はガソリン車並みに、特に粒子状物質（PM）と窒素酸化物（NOx）の排出量の規制値を厳しくしている。2014年9月1日より、許容されるディーゼル車の1 kmあたりの窒素酸化物排出量が、従来は180 mgだったものが、わずか80 mgとなる。（ガソリン車は60 mg/km）。さらに2015年1月1日からは、EUで新たに販売される新車はすべて、このEURO 6の規制値をクリアしなくてはならなくなっている。

(違法プログラムを設定しなくとも、室内ローラー検査であり、実走行では大幅に増加しているのがBMW車両で検証されており、EURO 6は今回の問題を受け、今後、実走行検査を設定するものと見られる)

＜VW-Gの欧州販売台数＞仮定
２００９年～２０１４年までの
ドイツでの販売は約７０３万台、対象車は約２８０万台(今年８月までの入れず)=３９．８％(VWだけではもっと高くなる
ドイツ含む欧州販売は同期間２,１５６万台となり、対象車をドイツ並の３９．８％とすれば８５８万台となる。VWによると欧州におけるVW-Gの販売シェアは２５．１％と報告している。
以上、

VWブランドで対象車が５００万台とは少ないようだが・・・。