アイコン オバマ政権 米艦艇の中国南沙諸島埋立地の12海里内航行を通知 今頃・・・

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オバマ米政権が18日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で 中国が、一方的に主張している「9段線内の領海」および軍基地建設のために埋め立ている人工島の12カイリ(約22キロ、中国にすれば領海)内に、近く米 海軍の艦艇を派遣する方針を、東南アジアの周辺国に外交ルートで伝達したことを複数の外交筋が明らかにしたと報道されている。
 派遣方針は、複数の米政府高官が公に示唆しているが、関係国に意向を伝えたことは、オバマ政権の強い決意を物語る。
人工島を中国の領土と認めない立場を行動で示し、実効支配の既成事実化を進める中国をけん制する狙いがある。
以上、

これまで幾度となく、国防省や米軍は、米艦艇による人工島の12海里内航行を申言したとされるが、その都度、ボケのオバマは拒否し続けてきたとされる。オバマは口先外交で中国側に埋め立ての中止を求め続けていたが、茶番の中止要請がごとく、埋め立ては続けられ、すでに完成間際となっている。
やっとオバマも現実の中国の脅威に目が覚めてきたみたいだが、それもこれも、中国が一方的に設定した東シナ海における防空識別権をわざわざ中国までオバマは訪問してまで、黙認したことにすべてが始まる。

経済最優先のオバマは、自国経済優先に、中国との経済友好を最優先にしたことによる。
ところがロシアに対しては、経済的なつながりが希薄で、ウクライナ問題では、強行姿勢の経済制裁を敢行中、欧州もロシアに対して経済制裁したものの、返り討ちに合い、やっと浮上中であった欧州経済が停滞に陥った。

また、イラクから米軍を撤退させたオバマ政権、今やイラクはISに多くの地を乗っ取られている。シリアでは、米国がアラブの春を吹かせたものの長期間もたもたしている間に、ロシアがシリア政権側に付き、爆撃を開始した。

シリアを支援し続けてきたイランも核兵器開発問題が一件落着し、西側からの経済制裁が免除され、シリア支援をロシアとともに強化するものと見られる。また、イラク政権も宗教上はシーア派、ISに対する軍事上イランとの関係を米政権承認の下に強化している。

米オバマ政権の中国習の覇権主義に対するこうした動きは、今更ながら、遅きに失した感を免れない。
 インドネシア新政権とタイ軍事政権は、チャイナマネーによりすでに中国に飲み込まれており、南沙諸島に対するASEAN共同声明において、フィリピンやベトナムの強硬派を跳ね除け、中国への名指し批判をさせなかった。
やはり、オバマの防空識別権の黙認は、東・東南アジア全体の安全保障にとって大き過ぎた。
中国が主張する9段線内の環礁や島嶼、これにより南シナ海は全域、中国領だと主張している。

<こうした動きに実を採る中国>
こうした米政権の動きに対して、これまで強硬に内政干渉だとして米国をけん制してきた中国は、17日、中国軍制服組トップの范長龍・中央軍事委員会副主席が「(造成は)主に民間利用が目的であり、航行の自由に影響することはない」と述べ、滑走路建設作業などを正当化。南シナ海の領有権争いについて「われわれは軽率に武力に頼ることなく、衝突を避ける努力をする」と指摘した。
 ということは、今のところ、米軍の艦艇が領海内を航行しようが、関係なく埋め立てを進めると宣言したようなもの。実際、漁民なども住まわせ、領土として既成事実化はかるのだろう。

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[ 2015年10月19日 ]
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