アイコン 米次期長距離爆撃機「LRS―B」開発 ノースロップ・グラマンが受注

スポンサード リンク

米国防総省は27日、次期長距離爆撃機「LRS―B」の発注先を米軍需大手ノースロップ・グラマンに選定したと発表した。
カーター国防長官は同機について、米空軍の攻撃力と抑止力を支える根幹になると述べ、米国はこれで「全世界に国力を誇示する」ことが可能になると指摘した。また、「同爆撃機の開発は次の50年に向けた戦略的投資になる」と強調した。

「LRS―B」の具体的な性能について、通常兵器と核兵器を搭載でき、有人でも無人でも飛行できるステルス爆撃機になると見られている。

空軍のジェームズ長官は、米国から発進して世界中のどんな標的でも攻撃でき、相手国や潜在的な敵による新興の脅威に対抗できる性能を持つと説明した。

スポンサード リンク

ノースロップ・グラマンは、空軍の現行のステルス爆撃機「B―2」の開発も手掛けた。次期長距離爆撃機を巡っては、ボーイングとロッキード・マーティンが組んでノースロップとの間で契約受注競争を展開していた。

国防総省によると、受注先にスケジュールとコストを守らせる目的で「LRS―B」の契約は2つに分割。
このうち第1段のプロジェクトでは設計および製造開発段階を網羅し、コストは214億ドル(約2兆5700億円)と推定されている。
契約の第2段では、100機それぞれの建造をカバーする。契約に盛り込まれた1機当たりのコストは推定5億1100万ドル(約614億円)で、国防総省が設定した5億5000万ドルの予算内に収まる。

空軍の予想では、「LRSBプロジェクト」にかかるコストは、B2の際の3分の1程度に抑えられる見通しという。

運用中のB-2爆撃機
運用中のB-2爆撃機

 長距離爆撃機「LRS―B」
長距離爆撃機「LRS―B」
 

[ 2015年10月29日 ]
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ