アイコン (株)ジンコーポレーションが美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」をRVHに譲渡

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ジンコーポレーションは、美容脱毛事業「ミュゼプラチナム」の債権債務を除いた営業権(顧客や施設など)をRVH子会社へ譲渡した。

東証2部上場のRVHは、女性専門美容脱毛サロン「MUSEE PLATINUM」運営の(株)ジンコーポレーション(東京都渋谷区広尾1-1-39、代表:髙橋仁)と11月6日、スポンサー支援に関する基本合意書を締結したと発表した。

RVHによると、ジンコーポレーションの事業面および資金面の両面にわたるスポンサー支援を検討した結果、顧客数、幅広い店舗ネットワークおよびブランド価値を高く評価、業務面および資金面の支援をすることによって事業価値を増大させることが可能であると見込んだ。
ジ ンコーポレーションの債権債務を除く美容脱毛事業の一切をRVH子会社へ譲渡し、「ミュゼプラチナム」の既存顧客への役務提供を継続、グループに取り込む ことを前提としてジンコーポレーションおよび筆頭株主の代表取締役髙橋仁社長との間でスポンサー支援に関する基本合意書を締結した。

今後、本基本合意書に基づき、スポンサー支援の条件面を含めた具体的な手法について検討および協議を行い、最終合意を得たうえで、スポンサー支援を実施する。

 ジンコーポレーションは女性専門美容脱毛サロン「MUSEE PLATINUM」の運営企業。福島県出身の髙橋仁社長がラーメン店の運営を手掛け、その後女性向け美容脱毛サロン業界へ進出。同サロンが軌道に乗り、業績は大幅に伸長した。

平成18年9月より、各事業の分社化を進め、「ジンコーポレーショングループ」を形成してきた。その後も女性専門美容脱毛サロン「MUSEE PLATINUM」の出店を加速し、18年8月期末時点の14店舗から、27年8月には国内190店舗、海外22店舗まで増加した。
会員数も約240万人以上を獲得していた。業績においても店舗数増加と積極的な広告戦略から21年8月期の売上高は110億6267万円から、26年8月期には売上高386億7127万円まで拡大し、26年8月期まで3期期続して当期利益10億円強をあげていた。

 しかし、27年8月期は人材計画のミスや過大な広告戦略から業績は急激に悪化。加えて、27年6月頃からインターネットを中心とした一部メディアにおいて、未消化役務分を売上計上している点や、多額の負債を抱えて経営危機状態にあるなどの報道がなされ、信用不安が加速度的に増大し解約が急増。解約に伴う返金負担から資金繰りが悪化していた。

10月6日、髙橋社長と代理人弁護士による業況と今後の方針等の説明会を開催した。平常時の解約率に戻ったことや、信用不安の収束などを説明したが、同時に金融機関へ支援を求めていることも発表したことで、動向が注目されていた。
 RVHは、既存事業とのシナジー効果は得られないが、ミュゼプラチナムの事業を新たな柱として考えている。事業譲渡を受ける子会社については、これから設立する予定。譲渡価格については非公開としている。
 ジンコーポレーションは、今後は美容脱毛事業以外を当社では継続していく方針。
譲渡価格も明らかにされず、財務内容もわからず、ジンコーポレーションは、再建することができるのだろうか。

[ 2015年11月 6日 ]
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