鹿島建設　中間決算　増収増益　あら利率の伸び鈍い　受注状況付き

スポンサードリンク

同社は第２四半期について次のとおり説明している。

世界経済は、先進国は堅調に推移したものの、中国を始めとする新興国の景気減速が続いたことから、全体としては弱い回復に留まった。

我が国経済は、堅調な企業収益に支えられ、雇用・所得環境の改善が進むとともに、設備投

資にも持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調が続いた。

国内建設市場は、製造業を中心とした設備投資の増勢から建設投資は底堅く推移し、労務需

給の逼迫状況が一時的に緩和するなど、市場環境に改善が見られた。

こうした中、当第２四半期における当社グループの連結業績は、次のとおりとなった。

建設事業受注高は、当社の建築事業及び海外連結子会社において複数の大型案件を受注したことから、前年同期比38.9％増の8,524 億円（前年同期は6,136 億円）となった。

なお、当社の受注高は、開発事業等を含めて同20.9％増の5,969 億円（前年同期は4,935 億円）となった。

部門別には、

１、土木事業（当社における建設事業のうち土木工事に関する事業）

完成工事高は、前年同期と同水準で推移し、前年同期比1.2％増の1,451 億円（前年同期は1,434 億円）となった。営業利益は、前年同期と概ね同水準で推移し、前年同期比6.6％増の107 億円（前年同期は100 億円）となった。

２、建築事業（当社における建設事業のうち建築工事に関する事業）

完成工事高は、前年同期と同水準で推移し、前年同期比2.3％増の3,715 億円（前年同期は3,632 億円）となった。

営業損益は、完成工事総利益率が改善したことから、99 億円の利益（前年同期は▲167 億円の損失）となった。

３、国内関係会社（当社の国内関係会社が行っている事業であり、主に日本国内における建設資機材の販売、専門工事の請負、総合リース業、ビル賃貸事業等）

売上高は、前年同期と概ね同水準で推移し、前年同期比6.9％増の1,689 億円（前年同期は1,580 億円）となった。

営業利益は、建設系の連結子会社において売上総利益率が向上したことを主因に、前年同期比43.5％増の82 億円（前年同期は57 億円）となったとしている。

ほか省略。

受注残はあるが、受注が取れていないようだ。下半期に取れるのだろうか。

[ 2015年11月11日 ]

コメントをどうぞ