アイコン 完熟農園レストランの「南アルプスプロデュース」(山梨)/自己破産へ

「完熟レストラン」経営再建を目指していた山梨県南アルプス市の観光農園およびレストランの「南アルプス完熟農園」(南アルプス市寺部2323-2)の運営会社「南アルプスプロデュース」が25日、資金難のため事業を停止した。
 筆頭株主の南アルプス市は、債権者として、近く甲府地裁に対し、破産手続き開始を申し立てる。
 負債額は約5億5千万円。
 同市の金丸一元市長が25日事情説明した。それによると、運営会社の経営状況が改善しておらず、これまでに1億5000万円の赤字が発生している。
そのため、運転資金が底をつき、従業員への給与や商品の卸売代金などが支払えない見通しとなり、市や金融機関から新たな融資を望めないことから、営業停止を決めたという。

完熟農園は、6次産業化の拠点として、市が整備費など約8億円を負担し、昨年6月にオープンした。
しかし、主力と見込んでいた果樹で、天候不順のため集荷が落ち込み、予想の売り上げを大きく下回るなどオープン当初から苦戦していた。
市が5000万円の融資を行い、外部監査の導入や、経営刷新委員会の設置で、抜本的な経営体制の見直しを図っていたが、収益の改善は見られなかった。
 
金丸市長は会見で、「市民に多大な迷惑をおかけし、おわびします」と陳謝。その上で「当初からビジネスモデルが破綻していた。融資の見込みがない中で、どこかで止血しないと、(負債が)雪だるま式に増えていくと判断し、(破産申請を)決めた」と説明した。

 一方、完熟農園の跡地利用については、6次産業化の拠点として活用する考えを強調。
中部横断道の南アルプスインターチェンジ近くと好立地のため、金丸市長は「物流、流通関係からすでに引き合いがある」と明かし、数年以内に集客力のある拠点を整備し、市の投資分を回収したいとした(事業者が事業を引き継ぐことこそ市民の役に立つ、・・・市はほとんど取り戻せない)。
以上、読売新聞参考

【閉鎖のお知らせ】HPより
この度は6月のオープン以来、皆様にご愛顧頂いて参りましたが、諸般の事情により2016年1月24日を持ちまして業務を終了する運びとなりました。
皆様の温かいご厚情に心から感謝申し上げますと共に、突然の閉鎖でご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げる次第でございます。
略儀ではございますが、閉鎖のお詫びとご挨拶を申し上げます。
皆様の今後のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。
完熟農園

 

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[ 2016年1月26日 ]

 

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