中堅出版物取次業者の(株)太洋社(東京)/廃業へ
出版物取次業の(株)太洋社(東京都千代田区外神田6-14-3、代表:國弘晴睦)は2月5日、自主廃業の準備に入った旨の通知を取引先へ送付した。
負債額は約84億円(変動あり)。
同社は昭和21年創業の出版物取次業者。ピークでは全国1000書店超を相手に500億円近い売上高を計上していた。
しかし、最近では、雑誌や書籍離れのネット世代拡大や不況から売れなくなり、取扱書店数は増加したものの売上高は170億円台まで落ち、累積赤字を抱えながら赤字決算を余儀なくされ、資産処分など行なっていた。
(株)太洋社 会社概要
|
|
会社名
|
(株)太洋社
|
本社地
|
東京都千代田区外神田6-14-3 神田KSビル
|
設立
|
1953年8月
|
資本金
|
1億8000万円
|
代表者
|
代表取締役社長 國弘 晴睦
|
日本出版取次協会常務理事、出版文化産業振興財団理事、
|
|
九州雑誌センター社長、日本出版クラブ評議員)
|
|
従業員数
|
正社員 96名(2015年6月末時点)
|
売上高
|
62期(2014/7-2015/6)171億
|
取引先
|
[出版社] 講談社、小学館、集英社、文藝春秋、新潮社、角川書店、岩波書店など約4,000社
|
[書店]全国約1,500店
|
|
取引銀行
|
みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行
|
[ 2016年2月 5日 ]
コメントをどうぞ