アイコン 手賀沼調整池付近でセシウム基準超検出 フクシマ原発大爆発後遺

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東京電力福島第一原発事故による首都圏への放射能汚染問題で、東京新聞は昨年に続き、茨城、千葉両県にまたがる水郷地帯の状況を独自に調査した。
前回と比べ放射性セシウム濃度の上下はあるものの、手賀沼(千葉県)や牛久沼(茨城県)の汚染は高止まりの状況。
印旛沼(千葉県)から花見川河口(同)へと辿ったところ、沼から川、東京湾へと汚染が拡散している状況が分かったと報道している。
 
調査は今年1月、水郷一帯の沼や川計24ヶ所で採泥器を用いて底の堆積物を採取。合わせて河川敷など採取地近くの土も採取した。乾燥させ落ち葉などを取り除き、樹脂容器に詰め、それぞれ8時間かけてセシウム濃度を測定した。
 その結果、汚染が目立ったのは、手賀沼。沼そのものは昨年より少し低下傾向が見られるが、上流にある調整池の中央では、1キロ当たり5867ベクレルを検出した。

採取点近くの地上の土は、9069ベクレルあり、分別管理が求められる指定廃棄物(8000ベクレル超)を超える濃度。

高さ1メートルの空間放射線量も毎時0.7マイクロシーベルト近くあった。現場は、すり鉢の底のような場所。雨で増水して汚れた土砂がたまり、水が引いた後に乾いて濃縮する-というプロセスを繰り返し、局所的に濃度が高くなったとみられる。
 
昨年1~2月の前回調査の後、同9月に実施した東京湾調査では、花見川河口で高い汚染が確認された。
その汚染源が印旛沼かどうかを確かめるのが、今回の調査目的の一つだった。
 印旛沼と花見川をつなぐ新川は、水門でせき止められて澱み、700ベクレル近くにまで上昇していた。
 水門より下流の花見川では、200~400ベクレルに低下。河口に近づくと水量は激減し、堆積物はほとんどなく、採取できなかった。大雨の際には水門から大量のにごり水が放出される。セシウムを含む泥が海へと洗い流され、河口で堆積したとみられる。
 一方、国内2番目の大きさの霞ケ浦(茨城、千葉両県)は地点によって95~102ベクレルと濃度のばらつきが大きいが、水深のある地点の方が濃度が高くなる傾向があった。
以上、東京新聞

こんな調査は国がやり、国民に公表すべきもの、隠蔽体質、欧州との違いはここにある。
 

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[ 2016年4月14日 ]

 

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