（株）ニシアセッツ、（株）西村木材店（三重）／自己破産へ 負債額約２８億円
製材業の（株）ニシアセッツ（三重県多気郡多気町河田字東谷１３４３－１、代表：西村仁雄）と関連の（株）西村木材店（同、同）は６月９日事業停止、事後処理を伊藤誠基弁護士（電話０５９－２２６－０４５１）に一任して、自己破産申請の準備に入っている。
負債額はニシアセッツが約２７億円、西村木材店が約１．５億円。
同社は昭和３２年１月創業の製材・木材加工業者。平成２１年には、西日本最大ともされる製材工場を現本社地の多気に建設して稼動させていた。
当多気工場は、平成１８年に林野庁の「新生産システムモデル事業」として認定され、約３０億円を投資して完成させ、年製材能力８万立方メートルの機械化された工場であった。
しかし、リーマンショック後の住宅建築不況が続き、地元の杉や檜財の需要は限られ、価格も低迷し続け、同社は多気工場建設にかかわる借入金や金利負担が経営に重く圧し掛かり続け、今回の事態に至った。
（当工場施設は最新式であるが今後超格安で手に入るかもしれない。日本の山林のためにもどこかの企業がそのまま継続してもらいたいものだ）
[ 2016年6月16日 ]
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