アイコン フィリピン ドゥテルテ大統領就任で麻薬犯千人以上射殺 軍にも射殺認可

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フィリピンでは、薬物犯罪に強硬な姿勢をとるドゥテルテ大統領が就 任してから2ヶ月余りの間に、取締り現場で4日までに、警察官によって殺害された人の数が1019人にのぼり、司法手続きを踏まない捜査が横行している事 態に、国際社会からの批判が高まっている。(それでもフィリピンでの大統領支持率は80%以上)

フィリピンでは、半年以内に国内からの麻薬の撲滅を公約に掲げるドゥテルテ大統領が、今年6月末に就任して以降、麻薬取り引きに関わったとして現職の裁判官や国会議員の実名を公表するなど、強硬な姿勢で取締りを進めている。
警察によると、これまでに1万5000人近くが逮捕されたほか、約70万人が自首しているという。

警察は、いずれの現場でも警察官が銃撃を受けるなどしたことによる正当防衛だったと説明しているが、無防備な相手を射殺したという目撃証言も相次いでいる。
逮捕や起訴といった司法手続きを踏まない捜査が横行している事態に、国連や国際的な人権団体が国家による「超法規的な殺人」だとしてフィリピン政府を非難するなど、国際社会からの批判が高まっている。

一方、追い詰められている麻薬組織による殺人事件も相次いでいるという。
フィリピンでは麻薬に絡んだと見られる殺人事件も相次ぎ、警察によると、ドゥテルテ大統領が就任してから、4日までに1400人近くが殺害され、いずれの事件も犯人は逮捕されていないという。警察は、犯人を捜すより、事件関係者と思われる人物たちを射殺してしまっているようだ。

<無法宣言>
ドゥテルテ大統領を狙ったと見られる爆弾テロ事件が9月2日午後10時20分ころ、大統領の出身地であるタバオ市の露天商通りで発生、市民12人が死亡し67人が負傷した。大統領になってもかなり時間をタバオ市で過ごしており、事件当日もタバオ市にいた。

怒り心頭に至ったドゥテルテ大統領は、「無法宣言」を行い、これまで警察官だけに与えていた麻薬犯罪者を射殺した場合、大統領令で無罪放免とする措置を、軍隊にも適用すると発表した。 
爆弾テロの犯人は、麻薬組織なのかイスラム過激派なのか不明であるが、犯罪者および犯罪者と疑われる者たちは、麻薬犯罪者に限らず、ならず者として警察や軍が射殺することになった。

一方で、ドゥテルテ大統領は自国の目先利益のために、中国との対話を行うとしており、フィリピンが主張する海域を中国側は共同漁業権を付与してフィリピンを取り込むと見られている。また、フィリピンは米軍を領土から追い出しにかかる可能性すらある。

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[ 2016年9月 5日 ]

 

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