アイコン 渡辺淳一文学館を中国「青島出版集団」が購入運営へ

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平成26年4月亡くなった作家の渡辺淳一さんの業績を紹介する渡辺淳一文学館(札幌市中央区南12条西6丁目414)を、中国の出版社「青島出版集団」(山東省青島市)が購入した。
同集団は、渡辺氏の作品の翻訳本を手がけており、文学館の運営で、より多くの中国人観光客を呼び込む狙いがあるとみられる。
文学館を所有していた大王製紙と同集団の幹部が20日、東京都内で譲渡式を行った。売却額は明らかにされていない。

渡 辺さんは、北海道出身で「失楽園」「化身」などの作品で知られる。文学館は大王製紙が「社会貢献」として1998年に開館。建築家・安藤忠雄氏の設計で、 真っ白な雪の中で白鳥が片脚を上げて立っているようなイメージで建築されている。館内には直筆の原稿や写真などを展示している。
年間入館者数は近年、ピーク時の4割程度(約3千人)と低迷していたが、渡辺さんの作品は中国でも人気で、近年は中国人の訪問が増えている。
生前は、渡辺氏から展示の監修も受けていたが、死去後に運営見直しを探る中で同集団が名乗りを上げ、譲渡が得策だと判断した。
文学館の運営は、現在のスタッフが引き続き担う。譲渡式で、同集団の孟鳴飛会長は「文学館の伝統を必ず敬意を持って維持し、守っていくことを誓う」と話した。
以上、報道参照

作家の渡辺淳一(昭和8年10月24日生~平成26年4月30日没)は、北海道空知郡上砂川町朝陽台出身。1958年札幌医科大学医学部卒業。医学博士。
元は同大医学部の講師時代に医療問題の『小説・心臓移植』を執筆して作家活動に専念、医療関係の社会派作家としてスタートしたが、後年は恋愛ものが多く、特に「化身」「失楽園」「愛の流刑地」は大ヒットした。

中国では「言情大師(叙情の巨匠)」と呼ばれ、村上春樹とともに一番翻訳され、売れている作家。
青島出版集団は、中国でも人気の北海道、それ加え渡辺淳一文学館を聖地にして、さらに観光客を呼び寄せるのだろう。
ネットやスマホがいくら普及しても世界中で、日本人ほど本を読まなくなった民族は少ないだろう。みんなヨシモト化されてしまったようだ。

 

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[ 2016年9月21日 ]

 

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